ドラマ脚本作家のレジェンド、倉本聰が2年にわたって書き続けてきたドラマももうすぐゴールにたどり着くようだ。物語はテレビ界を彩り、歴史を作ってきたそれこそレジェンドたちを人知れず、あるゴルフ場を作り替えた老人ホームに集め、安らぎの場としている。そのユートピアでテレビ脚本家の菊村は発表する当てもなく、ただ書きたくて書きたくて脚本を書いている。その脚本が、やすらぎの刻「道」なのだ。時代設定からすると、主人公は昭和5年ごろ生まれと推測される。だとすると2020年現在の主人公の年齢は90歳、ということになる。ドラマはつい先日、3月11日の放映は2011年の東日本大震災と重ね合わせて放映された。主人公根来公平(86歳)妻しの(87歳)と炬燵で裂き布を作っている。午後2時46分、突如大きな揺れが襲ってきた。マグニチュード8.9の大地震、それに追い打ちをかける福島原発の爆発事故を見て、橋爪功演ずる根来公平はうろたえに狼狽える。「何かしなくては!」との思いで家を飛び出す。飛び出して駆け出し、寺に行き、それから・・・どこをどう歩いたら良いのか、何をしたいのか、自分の居場所もなすべきことも分からなくなる。時々襲ってくる認知症的な症状。このドラマを支える中島みゆきが素晴らしい。いくつもの曲が用意されていて、ドラマを盛り上げる。この日の挿入曲も場面にピッタリ。娘の里子は北海道の炭鉱から福島原発へ移住していて、いづれこの場面につなげるのだとは分かっていたがそれがこの場面に繋がっているのだ。
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今日の日経プラス1(土曜版)から引用紹介。 東京ガス(http://www.tokyo-gas.co.jp) の「my Tokyo Gas住まいと暮らしの便利帖」では「寒い冬は特に一度沸かしたお湯を大切に使う”お湯まわりの省エネ”が効果的」など、様々なガス代節約の豆知識が得られ...
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返信削除こんばんは。
返信削除毎回ビデオに取って楽しみに見ていたのに、終わってしまってなんだか寂しいですね。
’やすらぎロス’のお年寄りも多いのではないでしょうか。
そしてコロナ騒ぎで「年寄りが危ない。」と言われ、寂しさに加え、見えない敵に対する恐怖で毎日が不安な方も多いでしょうね。
実はこの欄に何度もコメントを書いたのですが、送信が出来ず、今ようやく送ることが出来そうになったら、もう書けなくなりました。
昨夜も書き始めたのに途中で✖・・・・燃え尽き症候群???
とにかく、このドラマで今まで泣くことがほとんどなかったのに、最終回ではずっと泣いていました。
昔が良かったとは言いませんが、余りに世の中が早く進み過ぎて、ついて行くのにストレスを感じている人はきっと私だけではないでしょうね。
また今、すばらしいドラマの始まりを待っています。
まあちゃん
返信削除何度もチャレンジされた上でようやく頂けた貴重なコメント、有難うございました。確かに「やすらぎロス」って、ありますね。テレビでも観てみたい、と思わせるドラマは少ないですね。高齢者向けが少ないからだけでしょうか?