2020年3月15日日曜日

映画:「パラサイト-半地下の家族」

カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞、アメリカのゴールデングローブ外国映画賞、アカデミー賞受賞というコンクール総なめの映画、観ないわけにはいかない。今日は日曜日だったが、調べてみると観客も2割程度の予約状況なので、マスクを片手に出掛けた。
面白いだけでなく、どういう展開になるのか分からないハラハラ感は「半端ない」。評価ではホラー的という表現も見られたが、どうしてどうして、昨今の貧富の差、2極化を象徴する表現は日本の是枝作品、「泥棒家族」と同じ視線だが、その辛辣さはさすがアカデミー賞受賞作品だけのことはあった。象徴的な街の作り(アップダウン)、土砂降りの雨のシーンは見事だった。キーワードは「匂い」だった。

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