2011年10月31日月曜日

山田太一:「早春スケッチブック」

映画やドラマの台本というものを読んだことがありませんでした。今回はそれに挑戦してみました。というか、このドラマは1980年代だった思いますが、話題になったドラマでした。図書館で検索したらありました。

音楽やフラッシュバック情景の転換の場面などがきちんと台本の中に書き込まれているのに驚きました。ここまで完成度が高いものなのですね。読んでいて映像が頭に浮かんでくるというのは凄いものですね。演じている役者さんの気持ち、この状況をどこまで踏み込んで体感しているかそれがふとした表情に現れるというのがよく理解できる作品でした。

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