2013年4月27日土曜日

帯津流:「攻めの養生」

ホリスティック:ギリシア語の「holos」(全体)を語源とする『Holistic』は、エコロジカルな社会を目指す人たちにとって最も重要なキーワードの一つで、「全体的」「全的」「全体論的」などと訳されています。私たちの命は、心と体の働きの統合体です。自分らしく伸び伸びと生きていくことをホリスティックといってもよいのでしょう。帯津良一という先生が川越で、統合医療に取り組んでいます。その目指す概念は、「生・老・病・死」をワンセットとして考え、生を謳歌しながら、老いを自覚し、病と付き合い、人生最高の精神状態で死を迎える・・・・それぞれのステージをしっかりと生き抜く「攻めの養生」を目指しているのだそうです。病院のことは兎も角、「攻めの養生」という言葉は気に入りました。この人が紹介している統合医療の世界のリーダーの一人、アンドルー・ワイル博士は著書で「潔く、優雅に年齢を重ねる”ヘルシーエイジング”こそが大切」という言葉も気に入りました。視野の広さや観察眼の鋭さなどは年と共に身についてくるもの、年を取るのも悪くない、自然体こそ最大の魅力を引き出すのだと説いていました。スローライフや副交感神経を活性化するなどのハウツーは”ヘルシーエイジング”実現のためのハウツーなのですね。

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