2013年8月8日木曜日
「クロワッサンで朝食を」
銀座シネスィッチは4丁目の和光の裏側にあります。ウィークディの午後の部を見ようと思って開演50分前に着いたのに「満席、立ち見なりありますよ」というチケット売り場の声に驚いてしまいました。この何年もの間に、満席で断られたことなど皆無でしたから。それに立見席ありというシステムとも全く無縁の世の中になっていることに改めて気づかされました。昔の青春時代で映画の全盛期には立ち見は普通でしたし、上映時間とは無関係にいつでも入退館できた野放しの時代でした。観客の頭と頭の間からスクリーンを覗き込んだ記憶もあります。仕方なく次の夜の部で観ました。往年の大女優ジャンヌ・モロー主演というだけでオールドファンは詰めかけるのでしょうね。自分もそんな一人でした。ラトビア共和国から出てきた大金持ち(?)の老婦人に扮するジャンヌ・モローは貫録十分、存在感のあるところは昔のイメージ通りでした。老婦人にはかっての若いツバメがカフェを営んでいて、何かにつけ、老婦人の面倒を見ている。そして故郷ラトビアから老婦人の身辺を世話するお手伝いさんを呼びよせて住み込ませる。このお手伝いさんと老婦人との心の葛藤と交流、それに若いカフェの経営者との絡みで物語が進む。そして孤独な老婦人の心の支えとなるまでのお話。ジャンヌ・モローといえばやはり思い出すのは「現金には手を出すな」の情婦役や「死刑台のエレベーター」が忘れられない。物憂い表情、モノクロ画面に流れるモダンジャズのメロディ・・・その断片でも感じさせられればというのが願いでしたが。やはりこの2本の映画を観てみたくなりました。ビデオを借りてでも観てみましょうか?
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