2015年2月19日木曜日

長谷川郁夫:「吉田健一」-1

吉田健一と聞くと反射的に思い出すことは、吉田茂の息子、大変な食通で、我が故郷金沢に足しげく通った美食家であるらしい、ところに何となく親近感を抱いていた。その程度の認識がある新聞だかの記事で琴線に触れ、読む気になった。届いた書物の分厚さ、二段組にみっちり印刷された全646ページのその分量に圧倒された。図書館で借りて読める範囲をはるかに超えているが兎も角、読み始めた。あっという間に2週間が過ぎ、いったん返却しようと図書館カレンダーを見たら返却日を過ぎていて、しかも図書館が定期蔵書点検で27日まで休館ということで幸か不幸か今日も読み続けている。それにしても4~5回借り換えないと最後までは行きつきそうにない。斜め読みで行くところまで行ってから考えようと思う。大変な力作で小さな書き物にまで目を通して吉田健一という人のものの考え方、色々な交友の数々、人物評を調べ上げている。今のところ興味深く読めているのは何故だろう?

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