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抜けるような青空が拡がり、一昨日までの名古屋の雨がウソのようだった。
羽仁吉一、もと子夫妻の自由学園が最初に建てた自由学園。名古屋で見てきた旧帝国ホテルを設計したフランク・ロイド・ライトがその教育思想に共鳴して設計したといわれている。ライトの弟子だった遠藤新がその仲介をしたと伝えられている。学校そのものはひばりが丘に移転して今は、卒業生の事業や結婚式場として使われている。左右対称の校舎は落ち着いた安定感をわれわれに与えてくれる。桜が街路樹として立派に成長しているが今は葉桜。垣根のバラが盛りと咲いていた。この垣根も凝った作りの鉄製であった。メインの建物の柱が作るノコギリ状の影が素晴らしい。その遠藤新はひばりが丘の校舎群をすべて統一した思想の下で作っていて昨年学園祭でスケッチしてきた。見た目では同じ設計となっている。
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