最近の課題は何といっても長年続けてきたブログの新サイトへの引越しだ。うまくいかない。そのストレス解消という訳でもないのだが、無性に机の上を片づけたり、溜まっている不用品の処理なのだ。断捨離でもあるが資源の再利用だったり、エコな生き方にマッチした中古品市場のことだったりする。
「メルカリ」というアプリに出会った切っ掛けは、これももう4年も続けているNPOのボランティア活動で、スマホ・タブレット活用術をシルバーに伝授している活動の中からだ。ICTが世の中の流通や経済や一寸した市役所などへの届け出までこれまでのやり方を根っこから変えてきている。宅急便はその最たる事例ではないだろうか?ネットで買うと安く買える、お店まで行く時間の節約になる、電車賃も掛らない、重いものを運ぶ必要もない。以前までパソコン関係の周辺機器や部品などをyahoo オークションで「競り市」のように値付けをして競り落とす仕掛けをネットショッピングの一つとして大いに利用してきた。しかしこれはひょっとして安く競り落とせるかもしれないというスリルはあるかもしれないが競合相手が必ずいて一体いくらで買えるのか?という不透明で疑心暗鬼になる部分は、精神衛生上大変よろしくない。少しずつ疎遠になってきていた中でこの「メルカリ」に出会った。このネット上の中古品フリーマーケットは、「売りたい人が、売りたい品物を、売りたい値段でネット上に売りに出す」という仕掛けになっている。品物の状態や場合によっては値段についても出品者とQ&Aやネゴもできる。おまけに類似品を一覧できるので中古品の持つ市場価格みたいなものがオープンになっていることが大きい。どうも市場価格はこの辺りあるらしい!と売り手も買い手も了解している、予定調和の世界が出来上がっている。だから「高値掴みをしたかも?」とか言うような疑心暗鬼も生じない。おまけに提示してある価格はほとんどの場合、送料込みになっている。「メルカリ」運営業者への仲介手数料(10%)も込みこみだ。だから極めてストレスフリーだと思う。代金のやり取りも取引が成立すると「発送してください」、「受け取りました」のやり取りが終わらないと金銭のやり取り(クレジット取引)が始まらないところが安心感を与える源になっている。クレジット会社の取引は過去に色んなトラブルが起きている所でもあるが、もう何年も前から被害に対する保険の仕掛けが完備しており、個人消費者が実質的に被る損害はほとんど発生しない仕組みを備えているのでその点も安心だ。極めて魅力的な仕組みだ。この運営会社は本当にすごい仕掛けをネット上に提示したものだとつくづく思う。会社設立は2013年、2018年にはマザーズに上場、六本木ヒルズにオフィスを構えるに至っている。凄い躍進ぶりだ。
以前は慣れていないので専ら「買う側」専門だったが最近は慣れてきて最初に書いたように「自分にとって不用品、でも世間にはそれを使いたいと思っている人がいるかもしれない物」を出品して随分整理できた。まず「自分にとっての不用品」をメルカリのサイトで検索してみると「同じものがどのくらい、いくらぐらいの値段で取引されているのか」が分かるので、出す価値があるのかないのかが瞬時に分かるのだ。従来までの仲介業者、例えば古くは古物商や古本屋、最近であれば本ならブックオフ、その他のものならハードオフや衣料品にもある類似のお店では買取価格と販売価格の差額がとても大きい感じがする。そこがこのメルカリでは仲介手数料が一率「10%」とオープンになっているのだ。ここも凄い。従来の仲介業者の存在はこの後どうなるのだろう?ICT革命がもたらした一つの変革、流通革命の姿でしょうね。今後この流通の仕掛けはどうなっていくのか、興味は募る。
2019年7月20日土曜日
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初めての投稿です。HNはChikusyakyoとなっています。メルカリは数年前「毛玉取り」をネット検索して購入しました。なかなか良心的だと思いながら、その一回だけになっています。
返信削除不要になったものを処理してみたいと思っていますので、是非アドバイスお願いします。
追伸:通常のHNは「傘寿のMG」です。
削除コメント有難うございました。
削除メルカリは今も重宝しています。最近の利用例としては新刊本です。図書館に申し込むと200人待ちとか、人気のある本は出遅れるとそんな感じで何時になったら読めるのか分かりません。どうしても読みたい時は新刊本を購入します。読み終わってどうしても手元に置いておきたいものは別ですが、そうでなければ即、メルカリに出品します。そういう人気本は定価に限りなく近い値段であっという間に売れます。結果的には2~300円で読み終わり、家につん読状態にはならずに済みます。昔の貸本屋を利用したような気持ち、それも新刊を手に取れるのです。これってどうですか?今後も時々ご訪問、お待ちしています。