2019年8月14日水曜日
三浦しをん:「愛なき世界」
タイトルからはおよそ内容は類推できなかった。愛なき世界??、その謎はすぐに解けた。植物学の道を歩む大学院生と学校にほど近い食堂「円福亭」の住み込み料理人との一方通行の恋物語りだった。研究する対象はシロイヌナズナといういわば雑草だ。この雑草は遺伝子の解明がなされていてその生態を研究するのに適した植物らしい。色んな遺伝子の組み合わせのシロイヌナズナを発注することができるらしい。植物は感情がない、言葉を持たない、行動もできない・・・そして愛で応えてくれることもない。でも人は植物を愛することができる・・・?実らぬ恋の物語。遺伝子の操作や研究方法など見知らぬ世界を著者は相当に調べ、学び書いたお話だった。夏の夜暑さの中で読むのにはちょうど良かった。
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吉田修一:「永遠(とは)と横道世之介」
横道世之介シリーズの完結編であることはタイトルから想像がつく。これは新聞の連載で読んだものである。と言っても細切れで読んだわけではない。というのは私は新聞のデジタル版の購読者なので、こういう連載小説はHPのアーカイブスのようなところに全部保管されているのでまとめ読みが可能なので...
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この日もぽかぽか陽気の暖かな日だった。 多摩モノレールで立川の1つ手前、「柴崎体育館前」で下車して高架から下に降りると、もうそこが根川親水公園だった。湧水が作り出す小川を整備して遊歩道に仕立ててくれている。絶好のスケッチポイントだった。驚いたことに大通りのすぐ脇の高木にアオサギ...
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NHKカルチャーセンター主催の水彩画講座(2時間*3回)の第一回を受講しました。これまで無料のZOOMアプリを使って家族やNPOのリモート会議を何回か体験してきました。また、NPOで開催しているシルバーの人たちに向けてZOOM会議の受講の仕方、主催の仕方などの講義をしてきました...
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