2019年11月4日月曜日

やすらぎの刻(道)3

終戦の詔勅は聞こえたが、中味がさっぱり分らない。かっては小作だったのに何故か国の政策を伝達する御用聞きのようなことをしていた荒木さんが戦時下で絶大な力を発揮していた。その荒木さんから「日本が負けた」と聞いて大仰天。まして広島や長崎の悲劇も知らずに日々を過ごしていた。終戦と徴兵などの伝達など強面だった荒木さんの権威も地に落ちた。長兄公一や満州に行っていた同級生たちも戻ってきた。四男公平はしのちゃんと結婚し2児の父親となった。長男は何と三男三平の忘れ形見なのだ。そうしていきなり時代は44年飛んで平成の世になる。11月から新たに再スタートする。主題歌も変わった。

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