2009年9月27日日曜日

能登中島駅

能登演劇堂は七尾市中島という所にある。七尾市の中心部からは車で30分掛からない。JR能登線では3駅ある。能登中島駅で降りると徒歩10分程度どろうか?

この能登中島駅は自分の幼少時の深い思い出の地である。奥吉田という所に母の生家があって毎年学校が休みになるとこの実家に行かされたものだ。この駅から実家まで歩いてどのくらい掛かったものだろうか?小学生の頃だと随分遠く感じたものである。 小1時間は掛かったではないだろうか?正規の道を歩くと遠いので母親からは線路伝いに歩く道を教えられたものだった。当時でも2時間に1本程度しか汽車の走らないローカル線だったからであろうか、常識では子供にそのような経路を教えるなど考えられない危険に満ちた道だった。途中に川を渡る鉄橋があってそこは線路の真ん中の幅30cmほどの板が敷いてあってそこを渡るのが本当に怖かった。小学校の高学年になっても怖かった。長さは当時は凄く長く感じられた。渡っている最中に汽車がきたらどうしようといつも心配だった。今回、時間があったのでその川のほとりに行ってみた。勿論見通しも凄くよくてもし汽車が差し掛かるとしても遠くからそれは察知できるような所ではあったが。そして川幅はそれでも10mはある感じだった。怖かったわけだ。身長との比例で考えれば倍の20mにも感じて当然だ。春先になるとその川では白魚を獲る網をしつらえた小屋が川端にたち、のどかに魚を獲っていた情景を覚えている。懐かしい少年時代へのプレイバックの一瞬だった。

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