2009年11月1日日曜日

浅田次郎:「霞町物語」

BODY: 浅田次郎が青春時代を描いた自伝短編小説集だと思うが、お利巧で育ちの割りに無頼な高校時代を叙情豊かに描いていて、自分の過ごしてきた青春時代の甘酸っぱさを思い出させる好編。 本の公告キャッチコピーをコピーすると 「青山と麻布と六本木の台地に挟まれた谷間には、 夜が更けるほどにみずみずしい霧が湧く。 そこが僕らの故郷、霞町だ。 あのころ僕らは大学受験を控えた高校生で、それでも恋に遊びにと、 この町で輝かしい人生を精一杯生きていた。 浅田次郎が始めて書いた、著者自身の甘くせつなくほろ苦い生活」 ということだそうだ。 ----- EXTENDED BODY:

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