2010年5月25日火曜日
北村 薫:「六の宮の姫君」
女子大生の私と落語家のシリーズ最終作?私も遂に4年生になり、卒論に選ぶ芥川龍之介の「六の宮の姫君」という小説を巡る卒論テーマみたいなもの。親友菊池寛との手紙のやり取りやいろんな人の評論などから類推して二人の交友関係を解き明かしていく。最後の解説によれば原点は自分の卒論テーマだったらしい。でないと書けないほど良く調べて書いている。文学部出身の知人に紹介したらその読後感も「まるで何十年ぶりかで学部の授業に出席したかのような・・・」とあった。
2010年5月16日日曜日
北村薫:「秋の花」
私はもう大学3年になっている。この落語好きな文学部の女子大生と円紫師匠による謎解きも、今回が最後か?
初めての長編で、なお且つ、初めて人が死ぬのだ。犯人は・・・?近所の3年年下の仲良し2人の一方が学園祭の準備中に屋上から墜落死。相変わらず、筆の運びは女子大生スタンスで快調。面白く読んだ。とんでもなく浮き上がった調子だと嫌がる人もいるかもしれないが、自分は読んでいて違和感はない。若々しい感覚で読み進むことができる。それにしても著者はいろんな本を読んでいるのに驚かされる。随所にそれらが顔を出すがいやみはない。本好きな女子大生を主人公にしていることが全体の救いになっている。面白かった。
初めての長編で、なお且つ、初めて人が死ぬのだ。犯人は・・・?近所の3年年下の仲良し2人の一方が学園祭の準備中に屋上から墜落死。相変わらず、筆の運びは女子大生スタンスで快調。面白く読んだ。とんでもなく浮き上がった調子だと嫌がる人もいるかもしれないが、自分は読んでいて違和感はない。若々しい感覚で読み進むことができる。それにしても著者はいろんな本を読んでいるのに驚かされる。随所にそれらが顔を出すがいやみはない。本好きな女子大生を主人公にしていることが全体の救いになっている。面白かった。
2010年5月3日月曜日
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吉田修一:「永遠(とは)と横道世之介」
横道世之介シリーズの完結編であることはタイトルから想像がつく。これは新聞の連載で読んだものである。と言っても細切れで読んだわけではない。というのは私は新聞のデジタル版の購読者なので、こういう連載小説はHPのアーカイブスのようなところに全部保管されているのでまとめ読みが可能なので...
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吉田健一は1912年生まれで、承知の通り吉田茂と雪子の長男として生まれたが生後母雪子は単身赴任の茂の元、ヨーロッパに出掛けた。6歳まで母方の祖父である牧野伸顕に預けられた。学習院初等科に入学直後から父に従って青島、ロンドン、パリ、天津と転々し、1926年14歳で日本に戻り、暁星中...
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平成の回顧がこの時期の流行なので、便乗して気になることをボツボツと書いてみたいと思った。 地球は一つ、掛けがえのない地球。人類が消費している数多の資源の中で、最初に資源の枯渇化が危惧されたのが「石油」だった。1970年代には石油資源はあと30数年で枯渇するという説が流布したのは記...
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日頃手抜きの荒れ庭ですが、この暮れは天気が良く、寒気もそれ程厳しくないので少しだけ掃除をしてあげました。と言っても2時間ほど秋の草花の枯れ枝をカットしたり、2坪ほどの伸び放題になっていた芝生を電動バリカンで刈ってやるぐらいです。今年の特筆すべきはキンカンの出来の良さである。庭に植...