2011年2月21日月曜日

五街道雲助独演会:「火事息子」

仕事場の近くに日本橋公民館があり、その4階が日本橋劇場です。ここで雲助が「月極十番」と銘打って、今年1月から来年1月まで計10回の独演会をやっています。いつもお昼ごはんで散歩する時にこのことを知り、機会があれば是非聴いてみたいものだと思っていました。丁度、この18日が仕事と独演会が一緒の日になって、第2回目でしたが聴かせてもらいました。おなじみの人情話で志ん生や志朝で耳に焼き付いている話です。かなりうまくやっていましたが、最後の勘当した息子と対面する母親と父親の軽妙なやり取りを通してしんみりとした親子の情愛をかもし出すところにはもう少し年季が必要に感じました。雲助もこの3月で63歳になるといっていましたが、これから5年、10年経ってどんな噺家になるのか興味の湧くところでした。これ以外にも時々この劇場で落語が掛かることもわかり楽しみが増えました。

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