2012年2月15日水曜日

街の出会いの場

我が家の斜め向かいのTさんがカメラで色々挑戦しているらしいことは、何時ともしれず知っていることでした。数週間前かに家のポストに写真展の案内はがきが入っていました。昨日はその最終日の1日前。雨模様で時間が少しできたので行ってみました。昔は団地の中の商店街だった一角はいまでは、シャッター商店街となり、わずかに酒屋さんと床屋さんと学習塾を除くと閑散とした状態です。その中に20年も前に閉鎖したはずの本屋さんの家もありました。写真展の案内はその元本屋さんのところがギャラリーとなっているのです。久しく行っていなかったので「えぇー」という感じで出かけてみました。表は閉鎖されたまま・・・・案の定、ではそのギャラリーはどこにあるというのでしょうか?とふと気が付いてみるとシャッターの片隅に立て看があり、その中に徒歩のしるしで裏手に回るように案内がされていました。裏に回ると小さなドアがありその窓ガラスを通して内部に写真を並べてあるのが見えました。1間半ほどのスペースしかありませんでしたが、そこで写真展が開かれていました。そして記帳もすると、そこのご主人と怒涛のお話が始まりました。店主もTさん、実は自分と同じ会社に昔は務めていたとのこと、私の会社の先輩でした。私のことは前から色々伝え聞いていましたとのお話。で、話題というのは他でもありません。独居老人問題です。一人住まいの年寄が病気になったり、色々身の回りの用事がスムースにできなくなったらどうするか、危機管理問題です。これは確かに問題意識を持っていました。わが身にも降りかかる問題です。我が団地には、「福祉ネットワーク」という任意団体があって、色々お手伝いしてくれるらしいのですが、詳しいことはわかりません。そのうち、お話を聞きに行こうかとも思っていた矢先でした。今は人の役には立つと思うのですが、そうして本当にどの程度役に立つものなのか、折角の活動なら意味のあるレベルにまで到達していてほしいと思うのです。少しづつ身辺を整理しつつ、そうした活動にも貢献してみたいと思うこの頃です。

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