2012年4月10日火曜日

立川談志:「談志最後の落語論」

2009年に上梓された最後の落語論だそうです。20歳台で落語革命論を書いたそうで、これが今の落語家のバイブルになっているそうです。

談志の落語観
落語は非常識の肯定である。「非常識」は「業」と言い換えても良い。人が非合理的な行動をしたり発言をしたりする、その矛盾といったものを「業」と表現しているように思える。落語家はその業を見事に抉り出して見せなければならない、といっています。

凄い覚悟ですね。落語にも色んなジャンルがありますからそれだけではないのでしょうが古典落語には確かにすごいお話が沢山あります。「らくだ」とか「黄金餅」とかが思い浮かびます。

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