2012年9月27日木曜日

マリー・ローランサン展

昨年で閉館したマリー・ローランサン美術館の収蔵品のお別れ巡回展的な企画展覧会を見学してきました。

マリー・ローランサン。1883~1956、当初はキュビズム風の絵で注目されるが、次第にパステルカラーの華やかな画風に変化していき1920年代の売れっ子画家となったという。会場に展示されていた大きな100号を越すようなパステル画に3人の女性が描かrていた。最晩年の力作、「三人の若い女」は10年の歳月を費やして完成させたものとか、画家の執念にも驚かされました。パステルカラーというのでパステル画かと思っていたところ、絵はすべて油彩でした。でも色調はパステル調でした。

同時に展示されていた日本人画家の作品、中でも佐伯祐三の作品の迫力には感動を覚えました。1898~1928、30歳の若さでパリで客死。1927に描いた「リュクサンブール公園」、「扉」の2点が出展されていましたがユトリロ風というよりもっと強烈な印象を受けました。惜しい。

0 件のコメント:

コメントを投稿

吉田修一:「永遠(とは)と横道世之介」

 横道世之介シリーズの完結編であることはタイトルから想像がつく。これは新聞の連載で読んだものである。と言っても細切れで読んだわけではない。というのは私は新聞のデジタル版の購読者なので、こういう連載小説はHPのアーカイブスのようなところに全部保管されているのでまとめ読みが可能なので...