2012年9月25日火曜日
萩 耿介:「不滅の書」
図書館で通りがかりに目に触れて、今読む本がなくなっているのに気が付き、それではと、借りてきました。インドで消息を絶った兄を探しに行って滞在していたホテルに残された遺留品の中に1冊の本を見つける。それが「智慧の書」でした。小さな不動産会社に勤めていた自分が、ある日、会社が大手会社に吸収合併されて傍からは「良かったね、安泰だね」といわれるが、自分の立場は逆に、「うまくやりやがって」と軽蔑の目線を常に感じて卑屈に生きている。自分は何のために生きているのか?妻のため?子供のため?手元に残された「智慧の書」は難解ながら、何かよりどころになる言葉はないかと探し、つかの間の平安を得る。一体「智慧の書」とはだれがいつどうして書いたのだろう。1789年のパリフランス革命に飛び、1560年ごろのインドムガール王朝に飛び、「智慧の書」の著わされた時代へとタイムトリップしていきます。
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吉田修一:「永遠(とは)と横道世之介」
横道世之介シリーズの完結編であることはタイトルから想像がつく。これは新聞の連載で読んだものである。と言っても細切れで読んだわけではない。というのは私は新聞のデジタル版の購読者なので、こういう連載小説はHPのアーカイブスのようなところに全部保管されているのでまとめ読みが可能なので...
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吉田健一は1912年生まれで、承知の通り吉田茂と雪子の長男として生まれたが生後母雪子は単身赴任の茂の元、ヨーロッパに出掛けた。6歳まで母方の祖父である牧野伸顕に預けられた。学習院初等科に入学直後から父に従って青島、ロンドン、パリ、天津と転々し、1926年14歳で日本に戻り、暁星中...
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平成の回顧がこの時期の流行なので、便乗して気になることをボツボツと書いてみたいと思った。 地球は一つ、掛けがえのない地球。人類が消費している数多の資源の中で、最初に資源の枯渇化が危惧されたのが「石油」だった。1970年代には石油資源はあと30数年で枯渇するという説が流布したのは記...
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日頃手抜きの荒れ庭ですが、この暮れは天気が良く、寒気もそれ程厳しくないので少しだけ掃除をしてあげました。と言っても2時間ほど秋の草花の枯れ枝をカットしたり、2坪ほどの伸び放題になっていた芝生を電動バリカンで刈ってやるぐらいです。今年の特筆すべきはキンカンの出来の良さである。庭に植...
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