2012年11月23日金曜日

山本一力:「ジョンマン」 波濤編

この人の本は初めて読みました。江戸の町人ものが多いというイメージが強い作家ですが、幕末に活躍したあの「ジョン万次郎」の数奇な人生をなぞっていくらしいストーリーに惹かれて読むことにしました。波濤編は生い立ちから漁師になった14歳。宇佐浦で新造船徳右衛門丸が難破し、鳥島に漂着。152日目に、アメリカの捕鯨船ジョンハウランド号にたすけられるまでを描いていました。今までどこで遭難したのか、それが14歳の時のことだったなどまるで知らないことばかりでしたので一気に読ませてくれました。続編が楽しみです。

0 件のコメント:

コメントを投稿

吉田修一:「永遠(とは)と横道世之介」

 横道世之介シリーズの完結編であることはタイトルから想像がつく。これは新聞の連載で読んだものである。と言っても細切れで読んだわけではない。というのは私は新聞のデジタル版の購読者なので、こういう連載小説はHPのアーカイブスのようなところに全部保管されているのでまとめ読みが可能なので...