2012年12月28日金曜日

山本一力:「ワシントンハイツの旋風(かぜ)」

この人の自伝的青春小説でした。作者と思しき少年が中学1年で高知から2年前に上京した母娘の元に合流してから、高校を卒業して社会人として揉まれていく20歳前半ごろまでを描いていました。色んな女性との出会いなどもリアルでフィクションだよね、と読者が自分に言い聞かせながら読むような部分もありました。行動的で男性的で積極的な生き方は痛快なほどでした。

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