この人の本も始めてです。図書館で手持ちの本が少なかったので本棚を物色していて、何となく手に取った1冊でした。タイトルの「志賀」という地名らしい名前、目次の中に金沢が出てくることから石川県を舞台にした物らしいと推測したのが選んだ理由でした。読み始めると、出だしで「志賀」というのが滋賀県の大津辺りから京都へと峠を越えていく山道の名前と判りました。そう、この物語は京都は祇園を舞台にした大学1年生の初恋物語でした。時代はほとんど自分の生きた時代と同じころのようでした。純粋な学生の一途な恋が周囲の暖かい眼差しに守られて・・・しかし、祇園という1000年の歴史を持つ花街の因習と伝統の檻のなかで悩み、もがきます。こういうジャンルの小説はあまり読みませんでしたね。「あの日パナマホテルで」とジャンルは同じなのかな?ちょっと違うように思います。
2013年3月4日月曜日
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吉田修一:「永遠(とは)と横道世之介」
横道世之介シリーズの完結編であることはタイトルから想像がつく。これは新聞の連載で読んだものである。と言っても細切れで読んだわけではない。というのは私は新聞のデジタル版の購読者なので、こういう連載小説はHPのアーカイブスのようなところに全部保管されているのでまとめ読みが可能なので...
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