2013年11月4日月曜日

写真の新しい保管先:「Flickr」

クラウドサービスのことは何度か取り上げてきました。写真の公開サイトは伝統的に広く利用されてきたサービスですが、正にクラウドサーバーを利用したサービスの元祖ともいうべきものでしょう。この場合何と言っても問題は1枚ごとに必要とするメモリーがデジタルカメラの進歩と共に飛躍的に大きくなってきて、これを無料のクラウドサーバーにアップしようとすると直ぐに容量制限にまで達してしまい使えなくなるという問題が悩みの種でした。ここで紹介するFlickrというサイトはアメリカyahooが買収してサービスを行っている80人ばかりのスタッフが運営する会社が行っているサービスです。写真やビデオを広く愛好者間で共有することを目的としたコミュニティサイトです。勿論、非公開でアップロードすることもできますので写真やビデオデータの保管先として利用できそうですね。何と言っても魅力の第1は大容量だということです。1TBです。通常の写真が10MB/1枚としても10万枚の保管能力があるのです。第2の魅力は、これまで1か月に100MBしかアップロードできないという制限が掛かっていましたが、先ごろからその制限が取り払われて自由に使えるようになったのです。第3の魅力はフォルダーを作ったりしてアルバム的な編集もできる。フォルダー単位でアップロードもできるというその自在性です。使い易いことです。我々日本人にとって難点は英語サイトのため、各種の説明に対する理解力がプアだという所でしょうか?ちょっと悔しいですが頑張って使いこなしてみるのも勉強になって1挙両得というものでしょう。

という訳で今度、登録してみました。YahooID以外にFacebookやGoogleIDからも登録できるとありましたので、Facebookで初期登録しようとしましたがうまくいきません。GoogleIDに変えてやってみましたがこれもダメ。結局YahooIDを取得するところから初めてようやく登録できました。YahooIDもYahooJapanのIDでは受け付けてくれないのです。YahooJapanというのはYahooの中でも独自路線を通してきているところがあってそれがこういう時は裏目に出ます。先を行っていれば問題ないのですが、国際的にみるとガラパゴス化といって仲間外れにする嫌なところがあります。オリジナリティといって褒められるところなのに、それを必要としていないサイドからはそんなの要らないよ、言うこと聞かないなら、いいよ仲間に入れないから!という調子ではないのでしょうか?特徴と弱みは裏表一体の関係ですからね。ここは外交力を発揮できないと損をする世界です。国際標準という覇権争いの場なのです。日本頑張れ!と言いたいですね。横道に逸れました。

自分は写真がほとんどなのでビデオのことはまだ解っていません。写真の部分を取敢えず使いこなしていきたいと考えています。目下、解決したいことはスマホで撮った写真の保管先に使いたいのです。iPhoneの場合、アップル社はiCloudというデータ保管サービスを提供してくれていますが、これが30日間だけの保管でそれ以上は保管してくれないのです。いづれはどこかよそに保管しておかないといけないのです。余談ですがiCloudが提供している容量が5GBまで無料ですが、もっと容量が欲しい場合は追加することになります。10GB/20GB/50GB と3つのパターンがあり、それぞれ年間1,700円/3,400円/8,500円です。意外に高いチャージが発生するのです。またもや横道に逸れました。

今、スマホに520枚近い写真が保存されています。これまでいろんな方法で取り出して使ってきました。リアルタイム性という所ではFacebookへの写真投稿・・・これは便利です。手間もほとんどいりません。ブログに使う時、サイズをいじりたいのでどうしてもパソコンに持ち込みたいのです。Dropboxを中継してパソコンに取り込みました。メールに添付してじぶんのEメールに送ったこともあります。方法に一貫性がありませんでした。その結果あちこちに写真が散在してしまい、探し出すのに苦労押してしまいました。そんな反省を踏まえて、今回のFlickrを使うという決まった方法をとることができそうです。気を付けたいことは写真の転送はデータ量が大きいので多くのパケット数を消費します。ですからWi-Fi通信が自由に使える環境で作業をしなければ通信料金が高い物になるということです。自分の場合はモバイルでのWi-Fi通信環境は契約していないので、当面自宅での作業に限定しようと思っています。

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