特定情報秘密保護法が有耶無耶のうちに6日、参議院で賛成多数で成立しました。ねじれ国会の良くない点ばかりがこの数年続いてきましたが、ねじれがなくなり自民党の政治が戻ってくると、あまりにずさんな一党独裁の色彩の濃い政治運営に戻ってしまいました。政治jの世界が一気に10年以上も前の状態に時計の針が逆戻りしたかのような様相ではないでしょうか?これだったら、「ねじれ国会」の方がまだましだったのではないかとすら思えてくるのです。少なくとも色んな角度からの物の見方がまな板の上に登り、より正確なジャッジを我々ができる環境になってくれるような気がします。というかこの国の民主主義の底の浅さがあらわになって寂しい気持になりました。
このところ安倍政権が多用している「有識者会議」という名前の胡散臭さにもイヤになりませんか?世の中にはいろんな見識・見解を持った人がいますが、自分の持っていきたい方向に沿った見識を持った学者(時の政権にすり寄る学者)ばかり集めて「有識者会議」を発足させるこの手法に国民は騙されてはいませんか?私には「有色者会議」の間違いではないかと思うのです。初めから色のついた学者だけを集めた会議ですね。
この国も行く末が心配になります。この体制を作ったのが自分たちだとは認めたくないのですが、そう望んだのだと言われれば返す言葉もないのが現状です。中国や韓国、北朝鮮が挑発してくればくるほど、我々がどうしていかなければならないのか真剣に考えざるを得なくなるのですが、単純に旧来のタカ派的な発想だけが勢いを得ていく現状は何とかしなくてはならないのではないでしょうか?といっても具体的な手段はありませんね。世論調査に答えるぐらいしか表現の手段はありません。今更、デモに出掛ける元気は一寸出ませんね。他の政党の人たちはいったい何を考えどうしようと思っているのでしょうか?江田新党なるものはどんな対立軸を打ち立ててくれるのでしょうか?ちょっと焦ってしまいますが「維新の会」ではない、「みんなの党」でもない、民主党が立ち直るには時間がかかりそうですし、国民の信頼を取り戻すには相当のエネルギーと時間が必要なような感じもします、何とかしっかりした人達で自民党に対抗できる政党の誕生を期待したい心境です。
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