2014年2月20日木曜日
諸田玲子:「天女湯 おれん」
図書館に予約した本がなかなか届かない。流行の本を頼んだのがいけなかった。しかし、そういう時でも本当は困らないのだ。読んでない本ならいつも何冊かはある。意外に面白くなくて途中でやめた、難しく途中でやめた。忙しくて途中でやめた、偶然頂いたりしてそのままになった本などなど。この本はご近所のYさんの出版した児童向け本の出版総覧会のような全出版作品を展示した展覧会に行ったときに、不要なのでほしい人に差し上げますという本の山から1冊頂いてきた本でした。女性が江戸時代の風俗というか時の庶民の暮らしを描くというのは以前はなかったが、今はその分野を得意とする女流作家は沢山いる。でもあまり読んでいない、ので頂いてきたのだ。寝る前に読んだり、電車の中で読んだり、そういう時にぴったりの本だ。貧しい暮らしの中で銭湯を通して時代を描くのは適切な舞台と言えるだろう。色んな事件を散りばめて、銭湯「天女湯」の若い独身の女主人おれんが主役だ。一寸イカス昔の恋人に似た武士が出てきたり、曰くありげな使用人の老夫婦などに囲まれて、賑やかに騒々しく、江戸の1年が過ぎていく。
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