2015年1月27日火曜日
葉室 麟:「銀漢の賦」
NHKドラマ「風の峠」の原作、「銀漢の賦」を読む。作者は北九州生まれとか九州の小さな藩を舞台にした江戸期のお話。今回はうだつの上がらぬ下級武士、日下部源五が主人公。これに幼少時の岡本小弥太(後の家老、松浦将監)、そして小作人十蔵(ウナギを売っていて出会いそれからの付き合い)がからんで藩内の政治ごとを巡る権力闘争のお話。私腹を肥やそうとする反体制派とお家の為とする正義派の対立でしょうか。3人の生き方に共通するのは「人は覚悟と心映え」という言葉です。源五、将監、十蔵の生き方は、この体現です。彼らはどう生き、どう死ぬか。時は松平定信の時代ですから第11代将軍・徳川家斉のもと1790年頃が舞台です。ドラマはまだ見ていませんが、どうなっているか今度は見てみましょう。銀漢とは天の川のことだそうです。
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吉田修一:「永遠(とは)と横道世之介」
横道世之介シリーズの完結編であることはタイトルから想像がつく。これは新聞の連載で読んだものである。と言っても細切れで読んだわけではない。というのは私は新聞のデジタル版の購読者なので、こういう連載小説はHPのアーカイブスのようなところに全部保管されているのでまとめ読みが可能なので...
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