2015年9月12日土曜日

マイクロソフトの生き残り作戦は?

マイクロソフト社がWindows10で打ち出した無償アップグレード作戦には驚かされた。ビジネス用のOfficeソフトと共に、目に見える収益源だった筈だ。これを手放すとどこで儲けるのだろうか?サーバービジネスも既にかなりLinuxに食われている筈だ。Googleは検索技術と広告を収益源にして、アマゾンは今や物流会社だ。物販を背景にしてタブレットも格安で提供して浸透を図っている。Appleは元々ソフトは無料、先進的なパーソナル機器でユーザを魅了して離さない。競合する会社がすべてソフトの無償化戦略を打ち出している中で、マイクロソフトはその波に呑まれていくのだろうか?Satya Nadella氏がCEOに就任してからマイクロソフト社のソフト無償化戦略は急拡大している。 「フリーミアム」という言葉が使われている。フリーミアムとは基本的な機能を備えたソフトやサービスを無償で提供し、プレミアムな機能やサービスを有料で提供するモデルである。EvenoteやDropboxなどがフリーミアムを採用していると説明されると実像が見えてくるような気がする。これらの戦略、流れを紹介しているこのサイトを読んでいただくと分かる。消費者にとってはWindowsやOfficeソフトが無償で使えるのはとても有難いことだが、ユーザ囲い込みに走るICT大手の競争は熾烈だ。マイクロソフトがこの戦いをどう生き抜いていくのか、興味は尽きない。

0 件のコメント:

コメントを投稿

吉田修一:「永遠(とは)と横道世之介」

 横道世之介シリーズの完結編であることはタイトルから想像がつく。これは新聞の連載で読んだものである。と言っても細切れで読んだわけではない。というのは私は新聞のデジタル版の購読者なので、こういう連載小説はHPのアーカイブスのようなところに全部保管されているのでまとめ読みが可能なので...