2011年11月21日、談志亡くなって立川流という家元制度は表向き消滅した。真打への昇進が情実的で、実力とは関係なく決められることに反発して談志は立川流を設立した。談志の2つ目への昇進の条件はネタを50以上覚えること、鳴り物を一通り打てること、歌舞音曲を一通りおさらいすること、講談の修羅場を話せること・・・落語家としての一般教養課程ということだろうか?そして弟子は多い。談志に憧れて入門してくる。談春も高校2年で中退し、17歳で入門する。この本は談春の自叙伝的であり、それを通して談志の生き様を活写していることで評判になった。表題の「赤めだか」とは、談志が買っていた金魚のことだ。餌もちゃんとやっているはずなのにいつまでも大きくならない、ことから前座仲間で「赤めだか」と呼んでいたらしい。談春の入門から真打に昇進するまでの間の談志との関わりあい、前座仲間との交流、志らくという弟弟子との格闘などを織り交ぜたほろ苦くもある青春物語である。「包丁」、「除夜の雪」など聞いたことのない話を今度聞いてみたいと思った。
2016年6月1日水曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
吉田修一:「永遠(とは)と横道世之介」
横道世之介シリーズの完結編であることはタイトルから想像がつく。これは新聞の連載で読んだものである。と言っても細切れで読んだわけではない。というのは私は新聞のデジタル版の購読者なので、こういう連載小説はHPのアーカイブスのようなところに全部保管されているのでまとめ読みが可能なので...
-
吉田健一は1912年生まれで、承知の通り吉田茂と雪子の長男として生まれたが生後母雪子は単身赴任の茂の元、ヨーロッパに出掛けた。6歳まで母方の祖父である牧野伸顕に預けられた。学習院初等科に入学直後から父に従って青島、ロンドン、パリ、天津と転々し、1926年14歳で日本に戻り、暁星中...
-
平成の回顧がこの時期の流行なので、便乗して気になることをボツボツと書いてみたいと思った。 地球は一つ、掛けがえのない地球。人類が消費している数多の資源の中で、最初に資源の枯渇化が危惧されたのが「石油」だった。1970年代には石油資源はあと30数年で枯渇するという説が流布したのは記...
-
今日の日経プラス1(土曜版)から引用紹介。 東京ガス(http://www.tokyo-gas.co.jp) の「my Tokyo Gas住まいと暮らしの便利帖」では「寒い冬は特に一度沸かしたお湯を大切に使う”お湯まわりの省エネ”が効果的」など、様々なガス代節約の豆知識が得られ...
0 件のコメント:
コメントを投稿