全く期待していなかったオリンピックであったが、会期中終始のめり込んでテレビ観戦をしてしまった。印象深い人たちやシーンに感動するものがあったからだ。出だしの開会式ではブラジルという国がどうやって成り立ってきたかのか、そこでオリンピックを開けるまでに成長してきたヒストリーをみて、原住民、侵略者たち、移民受け入れを経て、現在の「多民族融合と過去に囚われず先を見つめる国」の姿は正に今日の国際紛争解決の一つの姿を提示するものとなっていたことだ。異なる宗教、異なる民族、異なる生活習慣、異なる言語、異なる肌の色、それらのどれかを纏った一人ひとりの人間の誰もが等しく対等に生きられる社会を目指すことを忘れずにいたいものです。
日本選手の活躍も盛り上がった要因の一つだった。メダル獲得競争=国威発揚を思わせるNHKの報道姿勢には随所で腹立たしい思いにさせられたが、個々の選手が精一杯、4年間続けてきた精進の結果を晴れの舞台で気後れもせず、かと言って緊張のあまり実力を発揮できずに終わるという姿がめっきり減って、日本人も個としての人間力が少しは強くなったのかな?国際社会の中でも訓練次第では堂々とやっていけるんだと嬉しくなった。その代表格は前半では水泳の池江理香子選手の伸びやかさ、中盤では何と言ってもコートに入る前の礼儀正しいルーチンを披露してくれた奥原希望選手、後半では勝っても負けても表情豊かな卓球の伊藤美誠選手だった。若手の3羽ガラスと言って良いのではないか!
特に、伊藤選手は一回り年上の福原愛選手に試合中、監督そっちのけでノートを見ながら熱心に物怖じすることなくアドバイスを送る姿は微笑ましかった。
奥原選手のルーチンで呟く言葉は、「ここまで来られたことに、たくさんのサポート、ファンの皆さんの声に、すべてに感謝して、この舞台を楽しもう、やりきろう、よし!」なのだそうです。
今回の日本選手団の根底に流れていたのがこの感謝の気持ちのようでした。色んなコメントに必ず出てきました。今回の好成績はこの気持があったからこそ実現できたのかもしれませんね。そういう風に感じさせてくれた選手にこちらからも有難う、と言いたい。ご苦労様でした。
2016年8月26日金曜日
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