2017年1月15日日曜日

自動車運転高齢者講習に

免許更新6ヶ月前に受講のお知らせが送られてくる。この高齢者向け講習は受講が中々大変である。すぐ受付が満員になりどんどん後送りになる。噂通り、八王子でも予約が大変である。しかし、盲点があるようで私の受講する教習所は比較的簡単に予約ができる。今回も年末の27日に電話して今日受講の予約ができたのだった。雪模様の天気予報も好都合の方に外れ、車を使っての受講ができた。この車を使っての受講というのが中々ないのだ。それもこの学校の魅力だ。しかしこの講習は2回目だが本当に好きになれない。その最大の理由は「認知機能検査」だ。この検査は3つの検査からなる。1つ目は今日の年月日、時刻を正確に認知しているかというテスト、そして2つ目が16種類のイラストの名前を正確に記憶しているかというテスト、3つ目が、現在時刻を時計の文字盤を描いてそこに正確に図示できるかというテストです。この中の1番目と3番めは問題ない。嫌なのが2番目の記憶力テストだ。今回も16の図形の内、スラスラ思い出せたのが10個、色々粘って思い出せたのが1個で合計11個でした。あとはどうやっても思い出せない。次にその図形にヒントが付きます。「動物の名前」とか「果物の名前」とか、そして書き出せたのが僅かに1個増えただけで、残りの4個は霧の向こう側なのです。絵を見てからわずか数分後なのにそうなのです。これが一番打ちのめされる時なのです。その後ではやはり視力検査でしょうか?視野角、動体視力、眩光下視力、回復力など30~59歳までに比べると1ランク低下しているのだそうです。
何はともあれ、この講習で免許更新の予備検査は合格したのであり、誕生日以降更に3年の免許保有がほぼ確定したのだからお目出度いことではある。今回の講習の受講者は12名で、前回は4名しかいなかったので3倍にも増えていることになる。この教習所の存在が単に一般に知られて受講者が多かったのか、75歳以上の高齢者が増えたが故のことなのかは分からないが、常識的にはやはり後期高齢者の免許保持者が増えたからだと理解するのが素直なのだろう。私の隣りに座っていた腰の曲がった老人(自分が言うのもオコマガシイが)は85歳だということだった。植木職人で5人の職人を使っている現役だと胸を張っていた。恐るべし・・・。

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