2017年2月1日水曜日
新・南北戦争の勃発へ?
かと、錯覚してしまいそうな昨今のアメリカである。農村の土地に密着し、黒人や後からやてきた難民(貧民)を雇用する白人富裕層(南軍)対同じ移民でも知的労働に携わり、人種・宗教を超えて協働する新しい市民層(北軍)とが国を2分して戦う姿が浮かび上がってくる。アメリカ連合国(南軍)対アメリカ合衆国(北軍)という構図だ。ただ昔の南北戦争時では、南軍は自由貿易を推進する側であり、北軍はまだ未熟な新しい産業を育成するための時期で保護貿易を求める側であった点が今とは随分違う点ではある。今はトランプ率いる南軍派は国内商品が外国商品に太刀打ちできなくなり、その原因をアメリカが海外勢に上手くやられた故だと考え、保護貿易に向かう姿勢に賛同し、「アメリカ第一主義」を唱える。他方、民主党や開明的な人々は多国籍企業や知的労働者の力を基にするICT産業は開かれた貿易、流動的な人の交流に支えられているが故に開放経済、自由貿易を大切にする。もう一つのねじれはこの南軍的な白人富裕層を支持しているアメリカ国民の大半は”プアー・ホワイト”(貧しい白人労働者)ではないかという点だ。これまでも罪もない黒人を滅多打ちにする白人警官の姿などがよく映像で報道されてきた。脈々とつながるアメリカ国内の白人至上主義が今まで口を閉ざされていた欲求不満が爆発したという風にも見える、というのは穿った見方なのだろうか?トランプは正にそのパンドラの箱を開けてしまったのではないだろうか。これから続く混乱はエスカレートすればアメリカ連合国(南軍)対アメリカ合衆国(北軍)という国を2分する戦いにまで発展しかねない構図ではないか、と思ってしまうのです。
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