発売は去年の10月だが予約受付であり、実際に入手できたのは11月からだったから実質発売後4ヶ月目でのゲットとなった。容姿端麗、手にすっぽり入る心地良さはこれまでのiPhone-6plusの比ではない。重量も少し軽く、ズボンの後ろポケットへの収まり具合も良い。買い替えの動機は何と言っても記憶容量が16GBでは画像やアプリで満タンになり動かなくなることが増えてきていた。その都度、起動しているアプリを落とし、写真画像をクラウドに上げて(自動であげるようにはしてあるが)スマホの画像をきちんと削除しないとスマホにも画像は保存され続けるのでお手入れがいつも必要なのだ。今の機種では最低の記憶容量が64GBと当時の4倍あってこれまでのような不自由さは解消されている。問題は8にするか、xにするかで、これには随分迷ったが、決め手は有機ELを使ったディスプレイの見易さだった。これまでのスマホではカメラもそうだが直射日光に極端に弱い。日向の下では画面が暗くなって見えなくなるという経験があると思うが、それが有機ELでは軽減されると浅い知識ではあるが知っていてその良さを体験したかったのが1番の理由だった。通常の検索などでも環境に左右されることなく読みやすいような気がする。カメラ機能を本格的に試してその効果をぜひ実感したいと思っているのだが未だその機会がない。
xを使い始めて間もないのだが「これは凄いぞ」と思った点とその凄さと裏腹なことだろうが気になることを一つ紹介しようと思う。
1)iPhoneの特徴の一つにこれまではホームボタンが付いていたのだが、今度のx(テン=10と呼ぶらしい)ではなくなって、表面上はAndroidスマホと同じになった。ホームポジションに戻ったり、別のアプリを起動するときの操作は下方から上方にフリックすることで行うように変わったのだ。そのことに関する説明をする前にスマホがスリープ状態からアクティブにする方法が革新的だと思った。スマホの画面を見るように画面を手前に持ち上げる動作をすると電源が入り、次いで自動的に顔認証が行われ、スリープから立ち上がるのだがこの間まったくノータッチで使えるようになるのはすこぶる快適だ、というより持ち上げるのが嬉しく感じるのだ。これはこれまでの指紋認証に替わる顔認証の精度の良さなのかもしれないが極めて快適だ。これまでの指紋認証の精度の悪さで結局認証番号を入れないと使い出せなかったものがノータッチで使いだせるのだから凄い。
2)その代わり、それだけフリックする回数が多くなる、で今度はこれが意外にストレスになってくる。指でフリックするのがうまくできないのだ。その理由はスマホをカバーに入れてしまったために、カバーの厚みが邪魔してスムースなフリックの動作を妨げることにある。結果としてタッチペンを使うと快適だということが分かったのだがいつもタッチペンを持ち歩くのも具合が悪い。何か別の手を考える必要がある。差し当たり音声入力「sieri」に期待したい。これから試してみようと思う。
2018年2月23日金曜日
2018年2月20日火曜日
新居日誌(7):WI-Fi環境の再契約
新居日誌(4)でWi-Fiの通信量の制限に引っ掛かって、126Kbpsと言う恐ろしいくらいの低速通信を強いられて以来、この環境に今後も耐えていかねばならないのは苦痛以外の何ものでもない、この選択は失敗だったなぁ・・・と言う思いが日増しに強まっていて、NPOの会合で偶々機会があってその話を紹介した所、制限のない類似のサービスもあるよという話があって調べてみたところ、次善の策としてはこれもありだなぁとなり、WiMax契約後3ヶ月で切り替えることにした。今度の通信サービスはSoftbank Airだ。通信速度は256MbpsでWiMaxに比べると表面速度では1/5ほどに落ちるのだが、パソコンで実測してみるとそれほどの速度は出ていなかったので性能面では躊躇するほどではなかった。問題は契約を2年未満で解約することに伴う違約金の支払いだった。ところがSoftbankの乗り換えキャンペーンで他社からの乗り換えに伴う違約金を全て肩代わりしますという、驚くべきサービスキャンペーンが行われているのだった。それを使えば金銭面での障害がないということで実行に踏み切った。今回もまた極めて簡単な設定作業で家の中のWi-Fi環境が切り替わった。今のところ満足している。何より今日1日のデータ通信量がどのくらいだったかヒヤヒヤしながらチェックする作業から開放されただけでも嬉しいことではないか!そしてSoftbankの色んなキャンペーンを調べて、一挙にスマホの機種変更も行ってしまった。3年半使い続けてきた機種で2年の契約期間を過ぎているのでこちらは簡単に新しい機種に切り替えた。その買い替え機種とはあの話題になったiPhone-Xだ。
2018年2月4日日曜日
宮本輝:「三十光年の星たち」(上・下)
今日は節分。新しい住まいに入って丁度2ヶ月が過ぎ、3ヶ月目に入った。相変わらず整理のできていないものが一部屋にまとめられたままになっている。必要に応じて開梱することにしているがアルバムや書籍が多いので滅多なことでは開ける所までは行かない。その前に諦めてしまうからだ。そしてそんな生活パターンが固定化してきた。先日始めて橋本駅に隣接しているMeWeという多目的ビルに入っている図書館に行き図書貸出券(カード)も作り、本やCDを借りたりして生活にも落ち着きが出てきたように思う。その落ち着き感をもっと実感したくなって図書館で手に取った本はやはり宮本輝の作品だった。この人の本には善人しかでてこない。教養小説のようで堅苦しいところがあるがそれだけに日常生活でハッと気付かさせられる点も多い。読んでいて気も休まる。人間生きていく上でこのような人間世界(社会)の存在があると思うとフィクションではあるが救われるような気分になる。逆境にあっても頑張っている人や自分では一生懸命であっても何か的外れであったり、空回りであったりして苦しんでいる人にも必ずそれを理解し、応援してくれる人が現れる。そんな世界を描き出してくれる。この本でも、二人の老人が「何かの不運の中ででも、一生懸命頑張っている人(主として女性)」を応援して個人的にお金を貸す貸金業を営んでいてその二人にお金を借りた一人の青年、30歳の坪木仁志がその二人の老人たち(75歳)に鍛えられ、一人前の人間に成長していく物語だ。30年、100年後の姿を夢見て頑張る姿を描いている。それは、自然の照葉樹の森が100年後に出来上がる、のを想定して植樹を進める植物学者とそれに共鳴して工場の周りをそうした森で囲ませようとする経営者、その植樹を手伝う従業員、そこに偶然お金を貸した人がいて、その縁で植樹作業を手伝うハメになる坪木仁志。そういう切っ掛けから仁志はその二人の老人の貸金業を引き継いで、その中から人間を知り、学び、成長していく。なぜ頑張る女性に資金援助をして応援するのか!戦後男が戦地から帰ってこない中で歯を食いしばって元気に切り抜けていった多くの女性を見てきてこういう人を応援する資金を使えるようになりたいと考えたというのだ。自分がこの本の老人役であり、30歳の坪木は自分の息子達に置き換えて読んでしまった。そして後書きによると宮本輝はこの本を芥川賞を受賞してから30年をケジメにして総決算のような本を書きたいと考えて執筆したという。一つ事を30年愚直にやり続けて初めて物が見えてくるといいたいのだろうか。75歳の佐伯老人は宮本輝と重なる。
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吉田修一:「永遠(とは)と横道世之介」
横道世之介シリーズの完結編であることはタイトルから想像がつく。これは新聞の連載で読んだものである。と言っても細切れで読んだわけではない。というのは私は新聞のデジタル版の購読者なので、こういう連載小説はHPのアーカイブスのようなところに全部保管されているのでまとめ読みが可能なので...
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2017年の夏、水をやり過ぎたのかみるみる萎れていった鉢。どうなることかと元気そうな株以外は全部、泣く泣く外して生き永らえた。相模原に引っ越して気長に付き合ってきた甲斐があって去年夏ごろから生気が帰ってきていた。水溶液の肥料などをやりながら時に日光浴させてきたら3年振りに開花した...
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この日もぽかぽか陽気の暖かな日だった。 多摩モノレールで立川の1つ手前、「柴崎体育館前」で下車して高架から下に降りると、もうそこが根川親水公園だった。湧水が作り出す小川を整備して遊歩道に仕立ててくれている。絶好のスケッチポイントだった。驚いたことに大通りのすぐ脇の高木にアオサギ...
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NHKカルチャーセンター主催の水彩画講座(2時間*3回)の第一回を受講しました。これまで無料のZOOMアプリを使って家族やNPOのリモート会議を何回か体験してきました。また、NPOで開催しているシルバーの人たちに向けてZOOM会議の受講の仕方、主催の仕方などの講義をしてきました...