1999年に発表され、2000年には早くもテレビ放映されて一躍有名になった小説だったが、この年末に手に取った。前から気にはなっていたのだが児童虐待を扱っているという情報と長編なのを知っていたので敬遠してきたのだが。
小学生時代に愛媛にある子供のための精神病棟に入院治療を受けた3人が17年後の川崎で再会する。3人の抱える秘密を引きずって運命的に再開するのは運命に引き寄せられたかのようで新たな事件へと導かれて行ってしまう。優希と梁平と笙一郎この3人がどんな虐待を受けたのか、入院時代の1979年と現在、1997年を行き来しながらベールをはがすように少しずつ明らかになってくるのだが上巻の終わりは優希の家が炎に包まれて終わる。
2018年12月31日月曜日
2018年12月30日日曜日
レンタルサーバーの見直し
定年を迎え、その後の人生をどう過ごそうかと思い悩みながら、「ホームページの企画、設計、管理を第2の仕事にしよう」と決意してレンタルサーバー会社と契約し、独自ドメインを取得したのが1999年の暮れだった。あれから19年が過ぎようとしているのだ。もうすぐやってくる傘寿を前にして細々と続けてきたブログを継続するか、それとも一旦区切りをつけるか思い悩みながらの数か月。今一すっきりと割り切りができない自分に苛立つ。
その時選んだレンタルサーバーの会社は現在もトップランナーとして頑張っていて、この会社を選んだ自分の選択眼を褒めたくもある。ドメインもやはり少しお値段は高いが会社らしい"co.jp"を選んで付けた”kisas.co.jp"に愛着がある。しかし、現状で断捨離的観点に立つと、ドメインの維持費、サーバーのレンタル費も馬鹿にならない、ということが気になり始めた。大して価値のない駄文のために年に1万円を超える出費は年金生活者にとっては如何なものだろうか?しかしこのドメインを放棄すると長年使ってきたメールアドレスも使えなくなる。代替えのメールアドレスとして何を使うか?GメールやYahooメールを使うか?悩む種は尽きない。いづれにしてもメールアドレスの変更は今や大変な煩わしさを伴うということに改めて驚かされる。銀行から始まってクレジット、ネット通販、・・・登録済みの対象は大小合わせて50件をはるかに超えそうだ。IT社会に生きる者の宿命といえばそれまでではあるが。次善の策として、(1)安価なレンタルサーバーに引っ越す、(2)新たに安価な独自ドメインを取得する、(3)新たなメールアドレスに切り換えるという3段階を視野に入れることで行動に移そうというのが目下の結論だ。最低でも(1)はやろう、と思う。これだけでも出費は半分に減らすことができそうだ。(2)、(3)はセットで考えることになる。新年早々の初仕事になりそうだ。
その時選んだレンタルサーバーの会社は現在もトップランナーとして頑張っていて、この会社を選んだ自分の選択眼を褒めたくもある。ドメインもやはり少しお値段は高いが会社らしい"co.jp"を選んで付けた”kisas.co.jp"に愛着がある。しかし、現状で断捨離的観点に立つと、ドメインの維持費、サーバーのレンタル費も馬鹿にならない、ということが気になり始めた。大して価値のない駄文のために年に1万円を超える出費は年金生活者にとっては如何なものだろうか?しかしこのドメインを放棄すると長年使ってきたメールアドレスも使えなくなる。代替えのメールアドレスとして何を使うか?GメールやYahooメールを使うか?悩む種は尽きない。いづれにしてもメールアドレスの変更は今や大変な煩わしさを伴うということに改めて驚かされる。銀行から始まってクレジット、ネット通販、・・・登録済みの対象は大小合わせて50件をはるかに超えそうだ。IT社会に生きる者の宿命といえばそれまでではあるが。次善の策として、(1)安価なレンタルサーバーに引っ越す、(2)新たに安価な独自ドメインを取得する、(3)新たなメールアドレスに切り換えるという3段階を視野に入れることで行動に移そうというのが目下の結論だ。最低でも(1)はやろう、と思う。これだけでも出費は半分に減らすことができそうだ。(2)、(3)はセットで考えることになる。新年早々の初仕事になりそうだ。
藤岡陽子:「手のひらの音符」
この手の青春小説はどれも読後感が良い。今回の物語はアラフォーティの服飾デザイナー水樹が主人公。この仕事に就くきっかけを与えてくれた高校の担任が病に冒され入院しているという連絡を貰った水樹は、見舞いの為に久しぶりに帰郷する。同級生との再会で、当時の懐かしい記憶が甦り、勇気付けられ現路線から撤退の方針を聞かされて行き詰まっていた水樹が何とか再び頑張る力を得て行く。これは大きな流れであってお話の主流は小学生時代から高校生時代にある。主人公は洋裁が好きな女の子、親の無理を分かっていながらデザインを学ぶ専門学校に進み、20数年東京で過ごした。小学生時代から同じ公営住宅に住まい、分け隔てなく過ごした幼なじみの三兄弟との関わりが読み処。とりわけもう一つの家族の次男の信也とは同級生で秘かに心を寄せていた。20数年後、競輪選手として活躍している彼との再会でハッピーエンドになっていく。偏見、貧困、いじめ、死、恋愛...多くの要素がちりばめられている。貧しい子供時代の部分は、背景も時代も違うけれど、子供ながらに、必死に生きていた自分の昔を思い出させる。ドレミの唄がこれまた最高。ドはどりょくのド レはれんしゅうのレ ミはみずきのミ ファはファイトのファ 家が貧しく辛い生活でも努力していればきっと道は拓ける。まわり道してもいい。自分の本当にやりたいことを見つけたら、それに向かって努力をする。水樹と憲吾は京都の地場産業を支える事を。悠人は研究者として。正浩にいちゃんは空から見守ってくれている。
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吉田修一:「永遠(とは)と横道世之介」
横道世之介シリーズの完結編であることはタイトルから想像がつく。これは新聞の連載で読んだものである。と言っても細切れで読んだわけではない。というのは私は新聞のデジタル版の購読者なので、こういう連載小説はHPのアーカイブスのようなところに全部保管されているのでまとめ読みが可能なので...
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2017年の夏、水をやり過ぎたのかみるみる萎れていった鉢。どうなることかと元気そうな株以外は全部、泣く泣く外して生き永らえた。相模原に引っ越して気長に付き合ってきた甲斐があって去年夏ごろから生気が帰ってきていた。水溶液の肥料などをやりながら時に日光浴させてきたら3年振りに開花した...
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この日もぽかぽか陽気の暖かな日だった。 多摩モノレールで立川の1つ手前、「柴崎体育館前」で下車して高架から下に降りると、もうそこが根川親水公園だった。湧水が作り出す小川を整備して遊歩道に仕立ててくれている。絶好のスケッチポイントだった。驚いたことに大通りのすぐ脇の高木にアオサギ...
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NHKカルチャーセンター主催の水彩画講座(2時間*3回)の第一回を受講しました。これまで無料のZOOMアプリを使って家族やNPOのリモート会議を何回か体験してきました。また、NPOで開催しているシルバーの人たちに向けてZOOM会議の受講の仕方、主催の仕方などの講義をしてきました...