2本の老大木が相次いで旅立った。
1本は「永遠の乙女、八千草薫」88歳、そしてもう1本は「人道の守護神、緒方貞子」92歳。われらの世代のお嫁さんにしたい女優No.1はこの人だった。少し年上だったが更に年上の方、谷口千吉という映画監督がかっさらっていった。それでもいつまでも愛され続けた女優らしからぬ乙女チックなまま年輪を重ね、佳い人しか演じない女優のまま生涯を過ごした。緒方貞子は犬養毅を曽祖父に持つ名門にして外交官一家出身でハーバード大学MBA卒業後国連で活動し、国連難民高等弁務官事務所の高等弁務官を務めた、この人の真骨頂は徹底した現場主義者で陣頭に立って難民の保護のために奔走した姿。有言実行の人だったようだ。全く住む世界が違うのだがその生き方の潔さが共通して素晴らしい。ご冥福を祈るとともに、顧みて自らの終活の在り方にも改めて考えさせられた。でも、だからどうするという事にもならず、日一日をいかに悔いなく生きるかという事でしかないのではないかと開き直る。
2019年10月29日火曜日
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