ことし最初の映画鑑賞はこの映画になった。
さくら(倍賞千恵子)とひろし(前田吟)の一人息子、満男(吉岡秀隆)を主人公にしたお話しに仕立てていた。その満男も6年前に奥さんを亡くして、7回忌でみんなが柴又のあの家に集まるところから始まった。車寅次郎こと、「寅さん」は満男のおじさんに当たる。満男は遅咲きの作家さんで第2作に苦しんでいる。
出版社の担当の女性(満男が好きらしい)、そして書下ろしにかかる、その中で折につけ思い出すのは寅さんの言動、これに何度勇気付けられてきたことか、折々のエピソードにかってのマドンナが出てくる、出てくる。これをもっとしっかりした軸にすれば良かったのに監督山田洋二は寅さんの思い入れに負けてしまった感あり。映画評論的に言えば主役は満男?寅さん?的だった。でもまぁいいか!と妥協してしまう自分。若かりしマドンナの数々には癒された。でも多くは故人、でも寅さんそのものが故人になってしまったのだから仕方がない。追悼の作品と思うしかない。だとしても満男(吉岡秀隆)としては納得できないのではないだろうか?凄い切り口を使い果たしてしまったような気がする。冒頭の桑田佳祐の歌う「男はつらいよ」の歌は全く余分だった。
2020年1月21日火曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
吉田修一:「永遠(とは)と横道世之介」
横道世之介シリーズの完結編であることはタイトルから想像がつく。これは新聞の連載で読んだものである。と言っても細切れで読んだわけではない。というのは私は新聞のデジタル版の購読者なので、こういう連載小説はHPのアーカイブスのようなところに全部保管されているのでまとめ読みが可能なので...
-
2017年の夏、水をやり過ぎたのかみるみる萎れていった鉢。どうなることかと元気そうな株以外は全部、泣く泣く外して生き永らえた。相模原に引っ越して気長に付き合ってきた甲斐があって去年夏ごろから生気が帰ってきていた。水溶液の肥料などをやりながら時に日光浴させてきたら3年振りに開花した...
-
この日もぽかぽか陽気の暖かな日だった。 多摩モノレールで立川の1つ手前、「柴崎体育館前」で下車して高架から下に降りると、もうそこが根川親水公園だった。湧水が作り出す小川を整備して遊歩道に仕立ててくれている。絶好のスケッチポイントだった。驚いたことに大通りのすぐ脇の高木にアオサギ...
-
NHKカルチャーセンター主催の水彩画講座(2時間*3回)の第一回を受講しました。これまで無料のZOOMアプリを使って家族やNPOのリモート会議を何回か体験してきました。また、NPOで開催しているシルバーの人たちに向けてZOOM会議の受講の仕方、主催の仕方などの講義をしてきました...
0 件のコメント:
コメントを投稿