2020年5月27日水曜日
国民の底力
緊急事態宣言が出てからの日々、時間が有り余るほどあるはずなのに何に使っているのだろう?5月も末になり、東京など残されていた危険区域も緊急事態が解かれた。世界中から日本がどうしてこの新コロナウィルス禍から脱したのか、不思議がられているが私なりには、これこそ「日本人が持っている良識の勝利」だと信じたい。罰則を伴わない政府の要請を自分のことととして受け止め、消化して見せる従順さ、これは別の局面ではあの思い出したくもない「忖度」と通底している行動パターンかもしれない。もう一つ、今国会で何が何でも成立させる積りだった国家公務員法と検察庁法を廃案に追い込めた?ことに注目したい。最初は検察OBや有名知識人に加え、タレントたちまでがSNSなどを通して反対の声を上げ、それが拡散して大勢の賛同を集めたことで強硬成立を断念したのかと思ったのだが、黒川東京高検検事長が賭けマージャンをしていたことが週刊誌にすっぱ抜かれたことでそれを事前に察知して引っ込めたらしいと知り、興醒めとなったが、ここは我々大勢の人間の反対の声がことを動かしたのだと信じたい。先の罰則を伴わない緊急事態宣言でも見事に成果を出した国民はデモもできない状況下で新しいメディアSNSを使って時の政権の横暴を食い止めた、これぞ将に民主主義が機能したのだと信じるべきだと思う。今回の事案を教訓にして絶対多数の与党と少数派の野党との力の差も国民の世論でストップをかけられる、そういう力を持っていることを自覚したことに注目したい。
2020年5月4日月曜日
キンラン・ギンラン
夕方、今日初の外出。足の向くまま歩き出したが途中から新しい道に迷い込み、ドンドン進んで行くと山裾から公園に入る道に行き着いた。ふと思いついたこと、それはこの時期にいつもカメラを提げて八王子で撮影していたキンラン、ギンラン。同じような雑木林が目に入って、こんな山林だからキッとお目に掛かれるに違いないと確信して歩き出した。しかし、全くそんな気配がなくこの地では無理かと帰り道に選んだコースのもう直ぐ出口というあたりで突然見覚えのある葉茎の形が目に飛び込んできた。続いてきいろのかわいい花も。キンランでした。それから慎重にあたりを探索すると1、2株のギンランも目に入ってきた。大当たりでした。
夕暮れだからだろうか、それとも蕾なのか?明日にでももう一度確かめに行こう。
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キンラン |
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ギンラン |
2020年5月2日土曜日
テレビ:「ダウントン・アビー」(5)始まる
中断していたがシリーズ(5)が先週から始まった。時代は1924年、第1次世界大戦が終わって5年、ダウントン侯爵の館にはすでに電話が入り、自動車はとっくに使われている。それでも緊急の用事には電報が多用されている。侯爵夫妻、3人の娘(ただし、末の娘は出産に伴う中毒症で亡くなっている)たちにも多くの人との係わりがある。大勢の使用人がいてその一人ひとりにも多くの問題があり、それらが重なり合って複雑な人間関係と共にドラマは厚みを増して見始めると飽きることがない。これからのテレビ鑑賞に楽しみが増すことは間違いない。
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吉田修一:「永遠(とは)と横道世之介」
横道世之介シリーズの完結編であることはタイトルから想像がつく。これは新聞の連載で読んだものである。と言っても細切れで読んだわけではない。というのは私は新聞のデジタル版の購読者なので、こういう連載小説はHPのアーカイブスのようなところに全部保管されているのでまとめ読みが可能なので...
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2017年の夏、水をやり過ぎたのかみるみる萎れていった鉢。どうなることかと元気そうな株以外は全部、泣く泣く外して生き永らえた。相模原に引っ越して気長に付き合ってきた甲斐があって去年夏ごろから生気が帰ってきていた。水溶液の肥料などをやりながら時に日光浴させてきたら3年振りに開花した...
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この日もぽかぽか陽気の暖かな日だった。 多摩モノレールで立川の1つ手前、「柴崎体育館前」で下車して高架から下に降りると、もうそこが根川親水公園だった。湧水が作り出す小川を整備して遊歩道に仕立ててくれている。絶好のスケッチポイントだった。驚いたことに大通りのすぐ脇の高木にアオサギ...
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NHKカルチャーセンター主催の水彩画講座(2時間*3回)の第一回を受講しました。これまで無料のZOOMアプリを使って家族やNPOのリモート会議を何回か体験してきました。また、NPOで開催しているシルバーの人たちに向けてZOOM会議の受講の仕方、主催の仕方などの講義をしてきました...