ある読者の感想文から:---
母の元彼に育てられたり、高校の時亡くした彼をいつまでも想ってたり、トランスジェンダーだったり、鬱病で無職になったり。どんな人にも自分だけの美しい庭はあるのだと思う。周りの人や世間からどう思われるかではなく、自分がどう思っているのかどうしたいのかが一番大事。皆が美しいと思う庭などどうでもよくて、自分だけの美しい庭があれば十分だと思わされた。----と。
本のタイトルの意味を改めて考え、納得させられる本だった。各章ごとに登場人物が一人称で語る、呟く、これが一つのリズムをこの小説に与えていて読みやすく、心地よくページをめくることができた。題材は「世の中の普通」になじめない人たちの意心地の悪さやそれでも繋がりあい、生きていけるんだというエールでもあるようなそんな本だった。
0 件のコメント:
コメントを投稿