タイトルのように自分の存在が誰かに大切だと実感させられるような人生であると良いですね。
そんな寓話を6つ、見せてもらいました。6つのお話し、共に40歳代でお仕事を持って自活している独身女性で、今その瞬間、立ち止まって人生を俯瞰している。ほぼ肯定的であることが救いになっている。最後の一編はフィーリングが合いともに独立建築事務所の共同運営者でもあった盟友の青柳君が愛して止まなかったメキシコシティにある「ルイス・スアレス邸」を訪れるもの。彼は緑内障で年毎に視力が落ちていきいつ失明してもおかしくない、私は乳がんで片方を全摘しながら建築事務所を切り回している。ぎりぎりの人生をお互いを大切に思いながら生きていく姿が切なく美しい。
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