作者のキャリアにキュレーターとしてアメリカや日本で活躍したという時期があり、美術作品やキュレーターを主役にした作品が結構多い。本作もタイトル通りパブロピカソとその代表作「ゲルニカ」誕生秘話を再現するという極めて野心的な作品と見受けられた。そしてその期待に沿った展開は読み応えあった。何といっても1937年ゲルニカ誕生時の愛人、ドラ・マールが果たした役割が生き生きと描かれている。この歴史的な流れを横糸にしている。そのゲルニカを10歳の時にMOMA美術館で見た瑤子はピカソ研究で実績を残し、MOMAのキュレーターとして活躍している。2001年911事件を背景にしてゲルニカを再び、MOMA美術館に持ってこようというプロジェクトを縦糸に物語は進んでいく。面白かった。この作者特有のことだが材料が多すぎてそれを調理するのに忙しいきらいがある。もう少し絞ってもいのではないかと素人ながら思ってしまう。生意気か?
2021年9月18日土曜日
2021年9月12日日曜日
彼岸花
涼しい風が部屋に吹き込んできて思わず、1枚長袖シャツを着こんだ。そしてそのままカメラを片手に散歩に出かけた。目的は近所の河原にあるものを探しにだ。そして将に予想通り瑞々しい開花したばかりの彼岸花に対面できた。彼岸花そのものは毎年のように見てきているのだが、前日まで蕾だけだった彼岸花が開花したその日だと
認識する中で開花を見たのは初めてだ。開花したてのフレッシュ彼岸花だ。来週にはお彼岸を迎える。
2021年9月9日木曜日
木星
久し振りに晴れた夜空に明るくて大きな星を見付けたので、撮影しました。手持ちなのでピントが甘いです。こういう風に見えるのは地底金星だと思ったのですが調べてみると木星でした。F6.5 1秒、1000mm。
https://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/skymap.cgi
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吉田修一:「永遠(とは)と横道世之介」
横道世之介シリーズの完結編であることはタイトルから想像がつく。これは新聞の連載で読んだものである。と言っても細切れで読んだわけではない。というのは私は新聞のデジタル版の購読者なので、こういう連載小説はHPのアーカイブスのようなところに全部保管されているのでまとめ読みが可能なので...
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2017年の夏、水をやり過ぎたのかみるみる萎れていった鉢。どうなることかと元気そうな株以外は全部、泣く泣く外して生き永らえた。相模原に引っ越して気長に付き合ってきた甲斐があって去年夏ごろから生気が帰ってきていた。水溶液の肥料などをやりながら時に日光浴させてきたら3年振りに開花した...
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この日もぽかぽか陽気の暖かな日だった。 多摩モノレールで立川の1つ手前、「柴崎体育館前」で下車して高架から下に降りると、もうそこが根川親水公園だった。湧水が作り出す小川を整備して遊歩道に仕立ててくれている。絶好のスケッチポイントだった。驚いたことに大通りのすぐ脇の高木にアオサギ...
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NHKカルチャーセンター主催の水彩画講座(2時間*3回)の第一回を受講しました。これまで無料のZOOMアプリを使って家族やNPOのリモート会議を何回か体験してきました。また、NPOで開催しているシルバーの人たちに向けてZOOM会議の受講の仕方、主催の仕方などの講義をしてきました...