2022年5月22日日曜日

鎌倉便り:銭洗い弁財天

50年振りぐらいの銭洗い弁財天。こんなところだったか?急坂を登り、一息つきたくなるようなところにぽっかりと穴が掘られて、鳥居が建っている。ここが銭洗い弁財天だった。



洞穴を抜けて、社務所のさらに奥にまた大きな洞穴があって、この中の湧き水でお金を洗い、そのお金を使うとまた自分のところに戻ってくる、「金は天下の回り物」を地で唱える珍しい神社だ。

奥宮

正式には銭洗弁財天宇賀福神社という立派な名前の神社で、御神体は、体は蛇、頭は人の形をしていて水の神とされてい創建のいきさつについては次のような話が伝えられています。

境内内にある上の水神社

平安時代の終わり頃は世の中が乱れ、そのうえ飢饉が続いて人々の苦しみはひどく、目も当てられない有様でした。源頼朝は人々の命を救おうと日夜神や仏に祈っていましたが、巳の年の1185(文治元)年、巳の月、巳の日の夜に、夢にひとりの老人が現れ、
ここから西北の方に一つの谷があり、
きれいな泉が岩の間から湧き出ている。
今後この水を汲んで絶えず用い、
神仏を供養せよ。
自分はこのかくれ里の主の宇賀福神である。

境内内にある下の水神社

と言って姿を消しました。夢からさめた頼朝がすぐ家来をやってその場所を探らせると、確かに、岩の間から綺麗な水が湧き出ているのが見つかりました。
頼朝はさっそく石工に命じて穴ぐらを掘らせ、社を建てて宇賀福神をおまつりし、毎日その水を運んで供えたところ、天下は次第に治まり、人々は安楽な日々を送るようになった
といいます。
以上、(鎌倉市観光公式ガイドより}





2 件のコメント:

  1. こんばんは。
    ようやくコメントを書くことができそうです・・・
    大昔、遠足だったかもう少し長じてから友人達と一緒だったか、
    どうしても思い出すことができませんが、銭洗い弁財天でお金を洗ったことと、洞窟の中の様子ははっきりと覚えています。
    ただ、そのお金が増えたかどうか、これも思い出すことができません。
    昔からボーッと生きていたのですね。
    もう一度、近い内にお金を洗いに行かなければと願っています。

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  2. コメント、有難うございます。チェックが遅くなりました。お金は天下の回り物、きっと良い循環が行われて今があるのではないでしょうか?そう信じて、またお参りに来てください。

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