2006年7月10日月曜日
チェロ:ダビデ・アマーディオを聞く
いささか古いネタになってしまったが、とても印象的なコンサートだったので記録に止めておかなくては。`時:7月19日(水) 日経ホール 18:30~`第336回 日経ミューズサロン「チェロ リサイタル」`演奏者:ダビデ・アマーディオ`共演:パオロ・コニョラート(ピアノ)``日経ミューズサロンは2年ぶり、「ダビデ・アマーディオ日本デビュー」と銘打ったコンサートだった。演奏者に何の予備知識もなく、割と音色の好きなチェロのコンサートということと日程が偶々空いていることから5月から申し込み済みだったが、意外や意外、素晴らしい演奏にすっかり魅了されてしまった。曲目は`ブラームス: チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 作品38`フォーレ:エレジー 作品24`ロッシーニ:主題と変奏「ウネ・ラルメ」`(休憩)`ベートーベン:チェロ・ソナタ第2番 ト短調 作品5-2`ポッパー:タランテラ ト長調 作品33`サン=サーンス:アレグロ・アパッシオナート 作品43`パガニーニ: ロッシーニの「モーゼ」の主題による変奏曲``クラシックに特別傾倒しているわけでもないので、聞き覚えのある曲目は皆無だった。にもかかわらず2曲目、3曲目と進むに従って、自然と拍手に力が入り出し、最後はスタンディングオベェーションをしたくなるほどにまで気持ちが高揚させられた。`これはひとえに、ダビデ・アマーディオという人の人柄から伝わってくる、演奏が楽しくて堪らず、演奏曲に注入されていくエネルギーがそのまま伝わってくるところからくるもののように思われた。`兎に角、聞き終えてすごく得をしたような気分で家路についた。``そうそう、書き添えておきたいのは、伴奏のピアノがまた、素晴らしかった。アンサンブルの良さ、アマーディオのチェロの響きを引き出すような演奏は好感度抜群だった。`今、ブログを書くに当たって、ネットを検索してみると、ベネツィアで偶然聞いて以来、日本で聞ける日を楽しみにしていた人が沢山いたことがわかって驚き、且つ満足感が益々高まっている。当日も会場でCDを同時販売していないのか確認したが、それはなしということで、別途CD探しもしたいと思っている。
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