2006年8月15日火曜日

カナダで思ったこと(3)-バカンスの楽しみ方-

たまたま、アメリカの独立記念日前後がまとめて休暇を取りやすいことから、今度の旅行がこの時期になったのだったが、その真ん中の7/1がカナダの建国記念日とは知らなかった。「カナダディ」と称して様々なイベントが開かれるらしい。ここ、キャンモアでも当日はパレードが開かれると知った。キャンモアの散策とパレード見物で、日本人的ではないゆっくりとした時間のすごし方を体感することとなった。

○パレード見物とお買い物(10時~14時頃まで)開始2時間前から早くも場所取り・・・ここら辺りは日本でも良く見かける光景だが、ここまで田舎だからそれほどの人出にはなるまいと高をくくっていたが大間違いだった。とことん楽しんでやろうという感じで、待っている時間を知人・友人たちと延々会話が途切れない。車で1時間以上もかかるカルガリーから来たというカナダ人とも拙い英語でおしゃべりの仲間入り。勿論、自分たちが今日の一番の遠来の客であることは間違いなし。
パレードが始まると、陽気な声が飛び交い賑やか。キャンディーのサービスなど子供たちを飽きさせない。

○昼寝
2時間近くパレードが続いた。その後、少しボー川畔を散歩する予定だったが余りの陽射しの強さに、一旦ロッジに引き上げ、昼寝の後出直すことに・・・。

○夕方の散歩(17時頃~20時頃まで)
夕方4時半過ぎ、やおら散歩に出掛ける。と言っても2.5歳の孫連れなので勿論車を利用。河畔の駐車場において出発しようとしたところで、夕立。予定を変更してカルガリー冬季オリンピックのノルディックスキー会場跡地までドライブ。夏は長距離自転車用オフロードとして利用されていた。河畔に戻って、夕方の気持ちよい気温の中、通常なら30分程度の散歩コースを2倍以上の時間を掛けてゆっくり散歩。この日はお目出度い日だからか、あちこちで結婚式があり、河畔で親しい友人達に囲まれてパーティをしているカップルに何組も出会った。これで良いんだよね・・・と会話。結婚披露宴に何十万、何百万円を掛ける日本のトレンドが馬鹿馬鹿しく思えた。勿論、そんなことをしている人たちだけでもないとは思いながら・・・。漸く、周りが薄暗くなりかける20時過ぎ、予定通りの散歩は終わった。この街のどこからでも見える「スリーシスターズ」の3つのピークが暮れていった。そしてこの街の波長にすっかり馴染んで、ゆったりとした”時のうつろい”を満喫している自分を発見した。

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