について触れておきたいとずっーと思っていてそのままになっていた。作家について書くなどは恐れ多いことなのでそれが負担になっていた面はある。何か気の効いたことを書かないと、というプレッシャーみたいなものかな?その昔、「海の都の物語」、「男たちへの手紙」などを読んだこともあるし、最近では書下ろしの「ローマ人の物語」を読みたいなと思っていたのだったが、改めて読書欲を呼び覚まさせられた1冊がこの「チェーザレ・・・」だ。
去年秋に「つん読」の中の1冊、「チェーザレの優雅な・・・」を手にとって塩野の”チェーザレへの思い入れ”に満ち満ちた文章に載せられて一気に読んだ。16世紀、世に悪名高い「ボルチア家一族」の代表的最悪の人物を題材にかくも魅力的な優雅な人物像に良くも書き上げたものだと感心させられた。塩野が愛してやまないもう一人の人物、マキャベッリと同列で、というか、マキャベッリが君主論を書くきっかけを与えた人物こそがチェーザレ・ボルジアその人なのだ。`この本の中でチェーザレの末期(というか絶頂期と末期がほとんど同時に訪れるという悲劇を味わうことになるのだが)に技術顧問として迎え入れられるのが、レオナルドダビンチという係わり合いが紹介されていてビックリ。自分の頭の中でばらばらに入っている人物や知識に色々な繋がりを付けてくれ、とても嬉しかった。これまでの数倍もイタリアに関する知識が増えたような、すごく得をしたような気分にさせてくれた。年末から正月にかけてテレビでも塩野七生の露出度は高かった。「ローマ人の物語」完結を経て、マスコミの取材が凄かったのだろう。ただ、それらの番組では塩野の思いを存分に語らせるものではなく、対談で日本の別のテーマとローマのそれとを対比させるような仕掛けが多かったようで、今一、面白くなかった。``そして、それなら自分で「ローマ人の物語」を自分で一から読んでみようと思い立たせてくれたものだった。それは今となっては感謝しなくてはならない。実に物語りとしてよくできている。それは今文庫本で5冊目、書下ろしベースで言えば2巻目を終えたところであるが。
2007年1月14日日曜日
2007年1月4日木曜日
2007の目標-自宅サーバ構築-
殊の外、暖かで穏やかな新年。恒例の北野神社と高幡不動への初詣も済ませた。`年末から手掛けてきた我が家のパソコン環境整備が一段落した。
今年のIT技術の目標は、
(1)1台余裕ができた旧型のパソコンを使った自宅サーバ構築技術を自分のものにする。
(2)Blog(MT3.3)を使ったビジネスサイトを立ち上げる(これは顧客への対応)
さて、何故勉強用にパソコンを1台使い回す余裕ができたか?`きっかけは次の三点からだった。
・底流には1999年に購入したデスクトップ(Win98をWin2000にした家内用)、流石に遅い。アプリソフトにしろ、HPにしろ全ての作りがパソコンの高性能化を前提にしているので耐えられないスピードに落ちてきてストレスが増す、この苦情・不満の嵐をどうにかしないと・・・喫緊の課題。
・メインに使っている自作機が最近動作不安定で一度、徹底的な整備を必要とする状況になってきた。
・今月末に発売となるWinVISTA対応のマシンがほしい。これは仕事上でも必須?
どうするか?色んな選択肢があったのだが選んだ結論は
(1)VISTA対応機を1台購入(Vista CompatiblePC)・・・これはまた別途紹介
(2)現在の予備マシン(Pen4,2.4GHz、512MBRAM、80GBHDD、WinXPHome)を家内に
(3)現メイン自作機を予備機に廻し再整備する。
という訳で、1999年に購入したデスクトップ(Win98をWin2000にした家内用)が手元に戻ってきた訳だ。これを使って念願の自宅サーバ構築の夢を実現しようという訳だ。`実は2年前、同じことはすでにやってみたのだった。Redhat8を使い、一応サーバらしきものが動くことは確認できたのだが、セキュリティの問題や不用意にダウンしても困るしと実用化にはとてもならないと判断できた。また、マルチドメイン対応のレンタルサーバが安価に借りられるような状況に変わってきていて、8年前に借りたレンタルサーバを安価高性能のものに契約変更して当時のサーバを何とかしたいという課題は解決したのだった。いま、改めてサーバ構築を考える必然性は乏しいといえば乏しいのだが、強いて挙げるとすれば高信頼・大容量共有ファイルサーバを将来、自宅に持つことだ。家庭内LANで映像・音楽・写真などのデータを共有ファイルに保存しておけるような環境を持つのが当たり前の時代になりそうだから。それを一早く自己流でやってみたい。技術の進歩の度合いから見て大容量・高信頼性HDDが簡単に入手できるようになってくる、そしてRAIDなどの冗長化技術の構築もどんどん身近に実現できそうな状況になってきていると思う。という訳で、年末には家内のパソコンが晴れて快適・快速パソコンになり、大満足を得て面目が立ったし、わが方にはVista対応パソコンを新たに1台確保できて満足。安心して自作機の整備に当たることができる。
改めて手元に戻ってきた8年前のパソコンをチェック
マザーボード:Intel810EmicroATX/CURW-RM(ASUS)
CPU:Celeron500(500MHz)
MEM:192M(64Mに128Mを増設)
HDD:8.4GB`CD-ROM:CD-ROMCyberDrive 48x
これでは流石に大変だ。動かないのも判る。サーバ構築勉強用にしても流石、仕様が淋し過ぎる。手持ちの遊休パーツを漁った結果、以下のように生まれ変わった。
マザーボード:Intel810EmicroATX/CURW-RM(ASUS)
CPU:Celeron500(500MHz)・・・上限はPentiumⅢ
MEM:384M(128M+256Mに増設・・・上限は512MB)
HDD:80GB`DVD-ROM:スーパーマルチドライブGSA-4167B(LG電子)
マザーボードとCPUまでは触れないが周辺はまずまづではないか。これでUltraATA133をPCIバスに入れてシステムバスのスピードを上げHDDを繋げばもう少しアクセススピードが上がりそうだ。この辺りが限界だが勉強用ならこれで使えると思う。(これは後々の楽しみにしておこう)
今年のIT技術の目標は、
(1)1台余裕ができた旧型のパソコンを使った自宅サーバ構築技術を自分のものにする。
(2)Blog(MT3.3)を使ったビジネスサイトを立ち上げる(これは顧客への対応)
さて、何故勉強用にパソコンを1台使い回す余裕ができたか?`きっかけは次の三点からだった。
・底流には1999年に購入したデスクトップ(Win98をWin2000にした家内用)、流石に遅い。アプリソフトにしろ、HPにしろ全ての作りがパソコンの高性能化を前提にしているので耐えられないスピードに落ちてきてストレスが増す、この苦情・不満の嵐をどうにかしないと・・・喫緊の課題。
・メインに使っている自作機が最近動作不安定で一度、徹底的な整備を必要とする状況になってきた。
・今月末に発売となるWinVISTA対応のマシンがほしい。これは仕事上でも必須?
どうするか?色んな選択肢があったのだが選んだ結論は
(1)VISTA対応機を1台購入(Vista CompatiblePC)・・・これはまた別途紹介
(2)現在の予備マシン(Pen4,2.4GHz、512MBRAM、80GBHDD、WinXPHome)を家内に
(3)現メイン自作機を予備機に廻し再整備する。
という訳で、1999年に購入したデスクトップ(Win98をWin2000にした家内用)が手元に戻ってきた訳だ。これを使って念願の自宅サーバ構築の夢を実現しようという訳だ。`実は2年前、同じことはすでにやってみたのだった。Redhat8を使い、一応サーバらしきものが動くことは確認できたのだが、セキュリティの問題や不用意にダウンしても困るしと実用化にはとてもならないと判断できた。また、マルチドメイン対応のレンタルサーバが安価に借りられるような状況に変わってきていて、8年前に借りたレンタルサーバを安価高性能のものに契約変更して当時のサーバを何とかしたいという課題は解決したのだった。いま、改めてサーバ構築を考える必然性は乏しいといえば乏しいのだが、強いて挙げるとすれば高信頼・大容量共有ファイルサーバを将来、自宅に持つことだ。家庭内LANで映像・音楽・写真などのデータを共有ファイルに保存しておけるような環境を持つのが当たり前の時代になりそうだから。それを一早く自己流でやってみたい。技術の進歩の度合いから見て大容量・高信頼性HDDが簡単に入手できるようになってくる、そしてRAIDなどの冗長化技術の構築もどんどん身近に実現できそうな状況になってきていると思う。という訳で、年末には家内のパソコンが晴れて快適・快速パソコンになり、大満足を得て面目が立ったし、わが方にはVista対応パソコンを新たに1台確保できて満足。安心して自作機の整備に当たることができる。
改めて手元に戻ってきた8年前のパソコンをチェック
マザーボード:Intel810EmicroATX/CURW-RM(ASUS)
CPU:Celeron500(500MHz)
MEM:192M(64Mに128Mを増設)
HDD:8.4GB`CD-ROM:CD-ROMCyberDrive 48x
これでは流石に大変だ。動かないのも判る。サーバ構築勉強用にしても流石、仕様が淋し過ぎる。手持ちの遊休パーツを漁った結果、以下のように生まれ変わった。
マザーボード:Intel810EmicroATX/CURW-RM(ASUS)
CPU:Celeron500(500MHz)・・・上限はPentiumⅢ
MEM:384M(128M+256Mに増設・・・上限は512MB)
HDD:80GB`DVD-ROM:スーパーマルチドライブGSA-4167B(LG電子)
マザーボードとCPUまでは触れないが周辺はまずまづではないか。これでUltraATA133をPCIバスに入れてシステムバスのスピードを上げHDDを繋げばもう少しアクセススピードが上がりそうだ。この辺りが限界だが勉強用ならこれで使えると思う。(これは後々の楽しみにしておこう)
2007年1月1日月曜日
映画:「あるいは裏切りという名の犬」
前回見た映画『麦の穂を揺らす風』のタイトルはアイルランドの民謡から取った というが、今回見た映画のタイトルもかなり従来のタイトルの付け方からすると特異性が伺える。
<img alt="あるいは裏切りという名の犬" title="あるいは裏切りという名の犬" src="http://www.kisas.co.jp/images_wp/20070104.jpg" />
これは、新聞の映画評であまりの褒めよう で、昔見たジャンギャバンなどが一世を風靡したフランスギャング映画の流れを汲むらしいと当りをつけて見に行ったが、正に上出来のフランス映画らしい刑事 ものに仕上がっていた。兎に角、迫力満点。大人の映画、久し振りに男の映画を見たね。ストーリーは知らない方が面白い。この映画が東京では、渋谷と銀座の2箇所でしか 見られないこの現実は何なのか?誰か知っているなら解説して貰いたい。大ヒット間違いなしの映画だと思うのだが・・・見てきたのは12/25、少し 遅れてのレポートとなってしまいました。年末は何かと忙しかった。今日元日の穏やかなこと。
<img alt="あるいは裏切りという名の犬" title="あるいは裏切りという名の犬" src="http://www.kisas.co.jp/images_wp/20070104.jpg" />
これは、新聞の映画評であまりの褒めよう で、昔見たジャンギャバンなどが一世を風靡したフランスギャング映画の流れを汲むらしいと当りをつけて見に行ったが、正に上出来のフランス映画らしい刑事 ものに仕上がっていた。兎に角、迫力満点。大人の映画、久し振りに男の映画を見たね。ストーリーは知らない方が面白い。この映画が東京では、渋谷と銀座の2箇所でしか 見られないこの現実は何なのか?誰か知っているなら解説して貰いたい。大ヒット間違いなしの映画だと思うのだが・・・見てきたのは12/25、少し 遅れてのレポートとなってしまいました。年末は何かと忙しかった。今日元日の穏やかなこと。
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