9年間使ってきたFAX機のプリンター機能がへたり出してきた。そろそろ寿命かもしれない。買い替えをどうするか、検討の時期だと思っていたら、偶々見た日経新聞の土曜日版「得するデジタル」に「メールでファックス送受信」というタイトルでそのようなことのできるサービスが紹介されていた。この際だからそれらを詳細に調べてみようという気になった。
これとは別にFAX専用ソフトを使い、モデムと組み合わせてパソコンFAXを実現する方式は従来からある。これについては別に触れることにする。
そもそも専用FAX機を持つことのメリット・デメリットは何か、を考えてみる。
<table width="100%" cellspacing="0" cellpadding="2" border="0">
<tr>
<td> </td>
<td align="center">専用ファックス機</td>
<td align="center">インターネットFAX</td>
</tr>
<tr>
<td>基本的な特質</td>
<td>
<ul>
<li>固定電話回線を使用している</li>
<li>すべての送受信情報は紙ベース</li>
<li>パソコン受信できる機能が付いている</li>
</ul>
</td>
<td>
<ul>
<li>インターネット接続環境があればよい</li>
</ul>
</td>
</tr>
<tr>
<td>メリット</td>
<td>
<ul>
<li>常時スタンバイ(低消費電力)</li>
<li>紙媒体に印刷されてすぐに読める</li>
<li>手書き、文字・画像なんでも扱える</li>
<li>自宅確認に利用されるケースに対応できる</li>
</ul>
</td>
<td>
<ul>
<li>常時スタンバイのパソコンが必要</li>
<li>自宅以外からでも送受信可能</li>
<li>紙媒体に出力しなくても送信できる</li>
</ul>
</td>
</tr>
<tr>
<td>デメリット</td>
<td>
<ul>
<li>紙切れ、インク切れへの対応が必要</li>
</ul>
</td>
<td>
<ul>
<li>画面上で確認できる</li>
</ul>
</td>
</tr>
</table>
何といっても、FAXはDMとして送信されてくる不要な書類が多いので必要な書類のみを印刷すれば良いパソコンFAXのメリットは大きい。昔、ニフティなどのパソコン通信ではEメールとFAXを混在して同報通信をするのがかっこ良かった時代があったが、使い方といてはあのときのイメージと考えて良いのではないか。
<table width="100%" cellspacing="0" cellpadding="2" border="0">
<tr>
<td style="width: 14%; height: 21px">サービス名称</td>
<td style="width: 41%">料金</td>
<td style="width: 45%">備考</td>
</tr>
<tr>
<td><a target="_blank" href="http://faximo.jp">ファクシモ</a>
(コーディックワークス)</td>
<td>月額980円、送信料:14.7円/A4</td>
<td>専用FAX番号:03-・・・</td>
</tr>
<tr>
<td><a target="_blank" href="http://www.internetfax.jp/index.html">InterFAX</a>
(Do It!)</td>
<td>月額950円、</td>
<td>専用FAX番号:03-・・・</td>
</tr>
<tr>
<td><a target="_blank" href="http://www.net-fax.jp">メッセージプラス</a>
新生ビジネスコミニュケーション)</td>
<td>送信:月額1,050円、送信料:23.1円/A4、
受信月額:2,310円(初期費用1,050円)</td>
<td>専用FAX番号:020・・・</td>
</tr>
<tr>
<td><a target="main" href="http://www.d-fax.ne.jp">D-FAX</a>
(YOZAN)</td>
<td>登録手数料:2,500円(税込2,625円)/回線
受信:無料
D-FAXへの送信:40円+通信費用(NTT,KDDIなどの料金体系による)</td>
<td>FAX受信専用であり、パソコンから相手先にFAXを送信することはできない
専用FAX番号:020・・・
コンビニのFAXサービスを使えない場合がある。</td>
</tr>
<tr>
<td><a target="_blank" href="http://www.net-fax.jp">メッセージプラス</a>
新生ビジネスコミニュケーション)</td>
<td>送信:月額1,050円、送信料:23.1円/A4、
受信月額:2,310円(初期費用1,050円)</td>
<td>専用FAX番号:020・・・</td>
</tr>
<tr>
<td><a target="_blank" href="http://www.sip-japan.net/01/freefax.html#bana">FreeFAX</a>
(SIP-JAPAN)</td>
<td>料金は完全無料で一切不要。(広告付き)</td>
<td>パソコンでインターネット上から500文字以内の文章を、広告付きでFAX送信される。
添付ファイル方式では有料版(PCdeFAX)を利用すれば、送受信共に可能。</td>
</tr>
<tr>
<td><a target="_blank" href="http://www.sip-japan.net/01/index6.htm">PCdeFAX</a>
(SIP-JAPAN)</td>
<td>月額1,050円(個人契約の場合)
送信:15.74円/A4,100枚まで
受信:無料</td>
<td>基本料金には、送信アカウント、受信電話番号、各一を含む。パソコンでインターネット上から送受信可能、広告なし。海外とも交信可能。添付ファイルは、<font size="2" color="black">エクセル・ワード・PDF・TIFF・GIF</font></td>
</tr>
</table>
金額面で一般家庭やSOHOが利用しやすいのはD-FAXだろう。特に、受信専門であれば無料で利用できるのは有難い。最近の安価なFAXではインクジェット印刷が主流になり、インクのメンテナンス費が馬鹿にならない。インクジェット式のプリンタを複数台抱えるとカートリッジの予備品の管理費が馬鹿にならないので、パソコンから1台のプリンタに集中して印刷できればそれだけでも効果は大きい。紙切れでFAXが使えなくなっているなどといったトラブルの心配も無い。但しFAXを使ってデータ送信をする場合は使えない。コンビニのFAXを利用するしかない。簡単なFAX送信の無料サービスを行っているのがSIP-JAPANの”FreeFAX”だ。有料版を利用すれば、各種フォーマットのファイルを添付して送ることもできる。
2007年9月17日月曜日
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