2010年2月18日木曜日

ラジオ放送がパソコンで

同時に聞けるようになる。これを「サイマル放送」と言うらしい。今年3月中旬から開始とのこと。「radiko」というウエブサイトにアクセスすれば放送が聴けるらしい。長く、放送と通信の一体化が話題になっていたが実現されなかった。色んな権利などの障壁があったのだろう。これによってこの放送というメディアにも双方向の情報交換ができるようになり、また、色んなリンクやネット販売への展開も可能になるなど大変な変化をもたらす可能性ができそうだ。当面はAdobe社のflash player で聞くということだがイメージが今一湧かない。音楽など昔のイメージでいえば「気に入った音楽をカセットに録音して聞いた」、あれらの行為はこの新しいメディアの中ではどういう風に実現できるのだろうか?
その他にまだまだ不可思議なことがある。
・ NHK抜きの民放13社だけでの提供(NHKはどうする?また別のカテゴリーで動く?)
・ 当面首都圏、大阪のみ解禁
・ モバイル端末は対象外

電通が取りまとめて実現できたという所に色んな苦労と矛盾の痕跡を感じる。元々ラジオ放送というのは地域を限定して免許が与えられてきたものなので、ネット上に流す際にもそのような事態を想定していないために法律改訂がないと一気にはオープン化できないということだ。しかし、大きな一歩前進だ。で、モバイル化を許された時ラジオというあの愛らしい機械は過去の遺物になっていくのだろうか・・・?

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