定年退職後11年半、初めて現役の方々から「囲む会」の開催通知を貰い、出席してきた。集まってくれた現役組も今や40から50歳台になっていて皆、それなりに落ち着いていて10年強の歳月に違和感を感ずることなく話ができたのは凄いことだった。
思い起こすと、この会を企画してくれた人たちは親会社の下にできた専門性の高い子会社の若い専門技術者たちだったが、その経営状態は絶望的なほどの苦境のさなかにあった。そしてそこに乗り込んだ経営層(と言っても、皆親会社からの出向者なのだが)と一体となって取り組んだ経営改善活動は2年間で劇的な成功を収めたことで、経営に携わった側も、それを実行した若者達にとってもサラリーマンとしては稀有な経験であったと思い起こすことのできる思い出深いものであったろうと推察していた。当時の経営層OBで毎年OB会を持っていて、毎回その当時の熱気を思い出し感慨を新たにしているという現実が何よりもそのことを(一方通行的ではあるが)雄弁に物語っているのではないだろうか?
宴席ではその時の話が思い出話として披露されたりしてひときわ懐かしかった。昨今のサラリーマン氷河時代にこのような企画を実行してくれたということだけでも、その当時を好感を持って思い出してくれたからこそであろう。感謝の念とともに、この人たちのこれからの幸せを祈らずにはいられない。
2010年2月6日土曜日
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