ローマ皇帝がパクスロマーナ(ローマの平和)実現のために実行したことは何だったか?
・最小限の軍隊の効果的な配置
・道路網の整備(迅速な移動を可能にするインフラ)
・上下水道の完備(公衆衛生の確保)、娯楽施設(大浴場と競技場)の整備
・貧しい人々への食料の無償配布(セーフティネット)
特に、道路網の整備は凄い。「全ての道はローマに通ず」という言葉はローマという都市がローマ帝国の中心だということを単に意味するのではなく、帝国内のあらゆる地域が高速道路でネットワーク化されているということを意味している。人や物資の移動が容易だということだけではなく、道路を通して辺境の情報も数日を経ずしてローマにまで伝わる情報インフラでもあったのだ。逆にローマからの情報も同じようにローマから辺境にあっという間に伝わる。かくしてあの古代に広大な帝国が僅かな人数のローマ人たちによって統治されていたのだ。今の常識でイタリア人が統治した、とはとても書けない。古代のローマ人はきっとどこかで変質して今のイタリア人になったのではないかと思ってしまう。今のイタリア人を侮辱したことになるのかも・・・、これはこの現代に生きる我々に真似ができるか、できないのではないかということを言いたかったのである。真似ぐらいできて欲しい。いや、当然あれからほとんど2000年過ぎて進歩した我々なのだから当然、当時のローマ人を凌ぐ哲学と合理的に解決案を作り出すシステムを持っているべきではないか!ダーウィンの進化論から言えばどんな解釈があるのだろうか?
2010年3月14日日曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
吉田修一:「永遠(とは)と横道世之介」
横道世之介シリーズの完結編であることはタイトルから想像がつく。これは新聞の連載で読んだものである。と言っても細切れで読んだわけではない。というのは私は新聞のデジタル版の購読者なので、こういう連載小説はHPのアーカイブスのようなところに全部保管されているのでまとめ読みが可能なので...
-
2017年の夏、水をやり過ぎたのかみるみる萎れていった鉢。どうなることかと元気そうな株以外は全部、泣く泣く外して生き永らえた。相模原に引っ越して気長に付き合ってきた甲斐があって去年夏ごろから生気が帰ってきていた。水溶液の肥料などをやりながら時に日光浴させてきたら3年振りに開花した...
-
この日もぽかぽか陽気の暖かな日だった。 多摩モノレールで立川の1つ手前、「柴崎体育館前」で下車して高架から下に降りると、もうそこが根川親水公園だった。湧水が作り出す小川を整備して遊歩道に仕立ててくれている。絶好のスケッチポイントだった。驚いたことに大通りのすぐ脇の高木にアオサギ...
-
NHKカルチャーセンター主催の水彩画講座(2時間*3回)の第一回を受講しました。これまで無料のZOOMアプリを使って家族やNPOのリモート会議を何回か体験してきました。また、NPOで開催しているシルバーの人たちに向けてZOOM会議の受講の仕方、主催の仕方などの講義をしてきました...
0 件のコメント:
コメントを投稿