2010年9月27日月曜日

磯崎憲一郎:「終の住処」

2009年第141回芥川賞受賞作。 最近の芥川賞は自分にはついていけないものが多いのですが、この作品は割とすんなり読み終えました。著者の経歴をみると、商社マンで二足の草鞋だという。昔もいたなぁ・・・深田祐介、この人は日航マンだったかな?経歴がものをいうのは主人公がアメリカの企業買収で2年近くアメリカ勤務になるという筋書きあたりでしょうか?この本で書きたかったことからいえば、それはどうでもよいことです。時間の流れ、人の心の流れ・・・・ひょっとすると現代の無常観の表現なのでしょうか?読み終えて、それで何が言いたかったのかなと自分の中で反芻するのですが自分の中に残っているものが少ないように思えました。純文学はわかりにくいものが多いですね。

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