2010年12月23日木曜日

浅田次郎:終わらざる夏

2010年7月刊行。第2次大戦の終了後に起こった北千島、占守島での戦いという悲劇。旧ソ連が行った酷い戦いは旧満州でだけではなかったのですね。ほとんどの人の記憶にも止まっていない無残で、無念な戦いで5万人以上の日本軍隊が戦い、そして捕虜となり、抑留生活を余儀なくされたのでした。その事実を誰かが書き留めなければならなかった。ほかに誰かが書きおいた物があるかもしれないのですが、自分は知りませんでした。この12月にはいって風邪をひき、閉じこもり気味の日々に一気に読み終えました。

0 件のコメント:

コメントを投稿

吉田修一:「永遠(とは)と横道世之介」

 横道世之介シリーズの完結編であることはタイトルから想像がつく。これは新聞の連載で読んだものである。と言っても細切れで読んだわけではない。というのは私は新聞のデジタル版の購読者なので、こういう連載小説はHPのアーカイブスのようなところに全部保管されているのでまとめ読みが可能なので...