こういうトラブルがあると、色々言いたいことがでてきます。
1.人間、必ず間違いをするものです。その時のために何らかのバックアップを取っておくべきですよ。
2.ハードはいづれは必ず障害を発生し、使えなくなります。その時もバックアップを取っていれば、慌てなくて済みますよ。
しかし、トラブルが起きてしまってからでは何を言っても始まりません。復旧なり修復が最優先です。パソコンでは見かけ上削除したデータも実は残っているということは常識としてかなりの人たちが知っていることです。だからパソコンを廃棄する時は、HDの内容を完全に(ということはできないようですが)、安全に廃棄するための対策を講じてから捨てなければならないということも知っている人は大勢います。でも、どうやれば安全な状態にすることができるのか、知っている人は意外とそう多くはいないと思います。ましてそれをやったことのある経験者となればそれはプロ以外にはいないというのが実態でしょうね。かくいう私もHDを安全な状態にするためのソフトは持っていますが、実際にやったことはありません。不要になったHDは大体は古くて容量も小さくて、大したデータも入っていません。大体はハンマーで破壊して再使用できない状態にして廃品業者さんにお渡ししてきました。
話題がそれてしまいましたが、今回の問題は「消したデータファイルを復元できないか」ということなのです。パソコンでデータファイルを格納する時にはデータファイルとそのデータファイルがどこに格納されているかというインデックスファイルという2種類の情報で管理されているのです。一般にデータを削除したいときの処理はゴミ箱にデータファイルを移動させるという操作で行います。これは、上に書いたインデックスファイルを削除するという操作のみを行っているのです。ですからHD上にはデータファイルそのものは残っているのです。この幽霊状態になっているデータファイルに元のインデックスを再度付けてあげれば、我々はそのデータをデータとして認識できるのですね。
相談されてやはり、最初に行ったことはネット検索でした。どういうキーワードで検索すると早く核心の考え方や手段を知ることができるでしょうか? 私は「データファイル 修復」というキーワードを使ってみました。
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