2011年3月3日木曜日
藤沢周平:「暗殺の年輪」(文庫)
「漆の実の実る国」と同時に読み進めました。文庫本ですので電車などで外出する時に持参して読み進めました。表題「暗殺の年輪」は1972年直木賞受賞作。このほかに「黒い縄」、「ただ一撃」、「暝い海」、「囮」が一緒に集録されていました。どれも凄い、と感じました。特に感心したのは葛飾北斎の最晩年を描いた「暝い海」はぞくぞくするような北斎の老いて、かっての輝きを今一度と夢見るが、如何せんインスピレーションから程遠くなっている自分に気付かされていく心理描写は読ませるものでした。実はこの話は数ページ読んだところで(これは前に読んだぞ)と気付いたのですが、ほとんど初めてと同じようにぐいぐい読ませるものでした。「暗殺の年輪」も良かった。しばらく藤沢周平が続きそうです。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
吉田修一:「永遠(とは)と横道世之介」
横道世之介シリーズの完結編であることはタイトルから想像がつく。これは新聞の連載で読んだものである。と言っても細切れで読んだわけではない。というのは私は新聞のデジタル版の購読者なので、こういう連載小説はHPのアーカイブスのようなところに全部保管されているのでまとめ読みが可能なので...
-
吉田健一は1912年生まれで、承知の通り吉田茂と雪子の長男として生まれたが生後母雪子は単身赴任の茂の元、ヨーロッパに出掛けた。6歳まで母方の祖父である牧野伸顕に預けられた。学習院初等科に入学直後から父に従って青島、ロンドン、パリ、天津と転々し、1926年14歳で日本に戻り、暁星中...
-
平成の回顧がこの時期の流行なので、便乗して気になることをボツボツと書いてみたいと思った。 地球は一つ、掛けがえのない地球。人類が消費している数多の資源の中で、最初に資源の枯渇化が危惧されたのが「石油」だった。1970年代には石油資源はあと30数年で枯渇するという説が流布したのは記...
-
今日の日経プラス1(土曜版)から引用紹介。 東京ガス(http://www.tokyo-gas.co.jp) の「my Tokyo Gas住まいと暮らしの便利帖」では「寒い冬は特に一度沸かしたお湯を大切に使う”お湯まわりの省エネ”が効果的」など、様々なガス代節約の豆知識が得られ...
0 件のコメント:
コメントを投稿